「1着目は何色がいい?」「何着いる?」「入社式に間に合う?」。ダンカンの店頭でよくいただく質問です。
この記事は、入社式や就職活動に向けて初めてスーツを用意する学生向けです。フレッシャーズスーツの選び方は、仕事でスーツを着る頻度から考えると迷いが減ります。
入社式までの日数が少ない場合は、価格と注文時期の章もあわせてご確認ください。
フレッシャーズスーツの定番早見表

迷ったときの定番は、紺か濃いグレーの無地です。 柄を入れる場合も、シャドーストライプ(=光の角度で見える控えめな縞)程度にとどめると、場面を選ばずに着られます。
働き方別に見る色・柄・生地・着数の早見表
| スーツを着る頻度 | 色・柄の定番 | 生地と着数 | 避けたいもの |
|---|---|---|---|
| 毎日 | 紺・濃いグレーの無地、シャドーストライプ | ポリエステル混紡を3着以上 | 1着だけで着回す |
| 週に数回 | 紺・濃いグレー | スーツ+ジャケットやセットアップ | 派手な色柄 |
| 年に数回 | 紺・濃いグレーの無地 | ウール100%を1着 | 目立つ柄、流行の色 |
自分の働き方の行を探せば、色柄・生地・着数の組み合わせが一度に分かります。ここから先は、それぞれを選ぶ理由と、ダンカンの店頭でお客様に確認していただいていることを順に説明します。
早見表の使い方:まず「毎日スーツを着る仕事か」を確認する
ダンカンの店頭では、色や生地の話より先に、仕事でスーツを着る頻度をうかがいます。毎日着るか、入社式や総会など年に数回かで、合う生地と着数が変わるからです。
週に数回だけスーツで、ほかの日はオフィスカジュアル(=少しくだけた仕事着)という職場もあります。セットアップとは、上下同じ生地で仕立て、上下を別々にも着られる服です。ダンカンではジャケットやセットアップで仕立てる選択肢もご提案していて、シャツのオーダーも同じ店舗で相談できます。
内定先の服装がまだ分からない学生は、表の「年に数回」の行を基準にすると、場面を選ばない1着になります。就職活動中で業界が決まっていない場合も、同じ行から選ぶ方が多いです。逆に、配属先で毎日スーツと決まっている方は、「毎日」の行から着回しの計画を立てます。
内定式で見た先輩の服装や、配属先の業種を教えていただくだけでも、色柄と生地の候補はかなり絞り込めます。ダンカンの店舗は全国38店舗(2026年11月時点)で、店舗が遠い方はオンライン接客でも同じ相談ができます。

- 表は、自分の働き方の行だけ見れば十分です。
- 職場の服装が分からないうちは「年に数回」の行が基準になります。
- 先輩の服装を覚えておくと、相談のときに役立ちます。
フレッシャーズスーツとは?選び方の前に知りたい基本
フレッシャーズスーツとは、新社会人や就活生が最初にそろえるビジネススーツのこと
フレッシャーズスーツとは、新生活向けのスーツの総称で、決まった規格はありません。一般的には、入社式や研修、就活で着る落ち着いた色のスーツを指すことが多いです。特定の色や生地を指す言葉ではないため、選び方は着る場面から考えます。
就活用と入社後用は同じ1着で兼用できる?
就活で着た黒無地のスーツは、入社直後の1着として役立つことが多いです。ただし毎日来客と会う仕事では、黒無地だけだと印象が重く見える場合があります。兼用しやすいのは、就活中の着用回数が少なく、膝や袖口に傷みが出ていないスーツです。
就活で何度も着たスーツには、膝の伸びや袖口のすれが出ていることがあります。テカリとは、生地がこすれて表面が光って見える状態です。明るい窓辺で膝・ひじ・腰回りを斜めから見ると、室内の照明では気づきにくいテカリが分かります。
ダンカンの店頭で多いのは、就活の黒を手元に残したまま2着目を相談される場面です。2着目の色や生地は、入社後にスーツを着る頻度に合わせて決めます。
就活を終えてから入社までの間に、胴回りや太ももがきつくなる方もいます。ダンカンでは、入社式の直前ではなく、直す時間がある時期の試着を勧めています。ボタンを留めて椅子に座り、腕を前に伸ばすと、立っているだけでは気づきにくいきつさが分かります。お直しも扱っていますが、直せる範囲は服によって異なるため、店頭で状態を見てお答えしています。

- 就活の黒は、傷みがなければ入社直後も使えることが多いです。
- 膝やひじのテカリは、窓辺の光で斜めから見ると分かります。
- 試着は直す時間がある時期に、座って腕を伸ばして確かめてください。
スーツのサイズが合っているかはどこを見ればわかる?
フレッシャーズスーツのサイズは、肩・背中・袖丈・裾の順に見ます。 この順番は、既製品の試着でもオーダーの採寸でも同じように使えます。肩は一般的に、仕立てた後では直しにくい部分とされているため、ダンカンの店頭でも採寸は肩まわりから始めます。
| 項目 | 定番 | 避けたいもの |
|---|---|---|
| 肩 | 縫い目が肩の端にそろう | 縫い目が外に落ちる |
| 背中 | 腕を前に伸ばしても強く引っぱられない | 横じわが何本も出る |
| 袖丈 | 腕を下ろしてシャツが1〜1.5cmほどのぞく | シャツが隠れる |
| 裾 | 靴の甲に軽く触れる | 床に付く |
肩と背中は形で、袖と裾は長さで判断します。袖丈と裾の数値は一般的な基準で、好みや靴の形によって前後します。
既製品で肩は合い、袖だけ長いなら、お直しで整うことが多いです。肩が大きく余るときは、別のサイズかオーダーを考えるほうが現実的です。胸や腕に厚みがある体型は、既製品だと肩と胴を同時に合わせにくい傾向があります。ダンカンは国内の自社縫製工場で仕立てているため、体に合わせた補正を相談できます。
上着の袖丈は、本番で着るシャツを重ねて見てください。シャツの袖が合っていないと、上着の袖丈も判断しにくくなります。手持ちのシャツが合わない場合、ダンカンではシャツのオーダーも相談できます。
裾上げ(=パンツの長さを整えること)は、本番で履く革靴で合わせることをダンカンではおすすめしています。スニーカーで測ると、靴の高さや形の違いで長さがずれることがあります。手順は採寸から注文までの流れを紹介した動画で確認できます。
手持ちのスーツをそのまま着るか迷うときは、表の4項目を自宅の鏡で確かめると判断の材料になります。背中の横じわが気になったら、店頭でどこまで直せるかを聞くと決めやすくなります。

- 長さより先に、肩の縫い目の位置を見てください。
- 試着の日は、本番のシャツと革靴をご用意ください。
- 鏡で迷う点があれば、相談だけのご来店でも構いません。
フレッシャーズスーツは何色を選べばいい?
1着目のフレッシャーズスーツは、紺か濃いグレーの無地がおすすめです。入社式から取引先訪問まで、場面を問わず着られる色だからです。明るいグレーやベージュは、職場によっては浮いて見えることがあります。

濃い紺のスーツは落ち着いた印象になりやすく、面接と入社式を1着で兼ねる方も多いです。

濃いグレーは紺より柔らかく見え、淡いブルーのシャツとも合わせやすい傾向があります。生地見本の色は照明で変わるため、店内の明るい場所や窓際で見比べてください。
ダンカンの店頭では、毎日スーツで出社する予定の方に、紺やグレー系の中から選んでいただいています。柄は無地か、シャドーストライプまでにとどめる方がほとんどです。好みの色柄は、職場の雰囲気が分かってから2着目以降で選んでも遅くありません。
入社式や総会など、スーツを着るのが年に数回の方は、柄のない落ち着いた色を選ぶことが多いです。出番が少ない1着ほど、流行に左右されにくい色柄の方が数年後も袖を通しやすいためです。服装の慣習は業界や会社で異なるので、内定先から届く案内の服装欄もあわせて確かめてください。
一般的に、ビジネス用の黒スーツは礼服の代わりになりにくいとされます。違いは結婚式や弔事で着るフォーマルスーツの種類で確認できます。
就活のスーツを手元に残したまま新しく1着作る場合、ダンカンでは就活スーツと違う色をご提案しています。就活が黒なら紺か濃いグレー、就活が紺なら濃いグレーにすると、日替わりで着回しても同じ色が重なりません。色を決めきれない段階でも、相談だけの来店は歓迎しています。

- 生地見本は、明るい場所で見比べると色の差が分かります。
- 弔事や結婚式用には、礼服を別に考えておいてください。
- 就活スーツと色をずらすと、2着の着回しがしやすくなります。
新社会人のスーツは何着必要?着る頻度で決める着数と生地
新社会人のスーツの着数と生地は、着る頻度で決めます。着る日が多い人ほど着数を増やし、丈夫な生地に寄せる考え方です。
| 着る頻度 | 着数 | 生地 |
|---|---|---|
| 毎日スーツを着る仕事 | 3着以上で着回す | ポリエステル混紡 |
| 週に数回(ほかの日はオフィスカジュアル) | スーツ+ジャケットやセットアップ | 職場に合わせて相談 |
| 入社式や総会など年に数回 | 1着 | ウール100% |
着数は、職種や出社日数によって変わります。あくまで店頭でよくご案内している組み合わせとしてご覧ください。
ポリエステル混紡とは、ウールにポリエステルを混ぜた生地で、しわになりにくい性質があります。ウール100%とは、羊毛だけで織った天然素材の生地です。混率(=素材の配合割合)は、生地見本の表示で確かめられます。
毎日スーツで出社する職場では、3着を順番に着ると1着ごとに休ませる日ができ、長持ちする傾向があります。3着の色柄は紺とグレー系を中心にすると、シャツやネクタイを選びやすくなります。
入社式や総会など年に数回しかスーツを着ない仕事なら、定番の色柄の1着で多くの場面に合わせられます。出番が少ない分、生地はウール100%にして、大事な日のための1着にするのも一案です。
就活の黒無地スーツを毎日の着回しに加える場合は、入社前に一度着て、肩や胴回りがきつくないか確かめてみてください。

- 毎日なら3着で回し、年に数回なら1着で足ります。
- 毎日着るなら、しわになりにくいポリエステル混紡が扱いやすいです。
- 手持ちの就活スーツも、入社前の試着で着数に入るか分かります。
フレッシャーズスーツをオーダーするといくら?入社式に間に合う注文時期は?
ダンカンのオーダーは税込18,700円〜で、4月1日入社なら2月末までの注文をおすすめしています(2026年11月時点)。この時期は、標準仕立てで作る新入社員や就活生の方に当てはまります。卒業式や引っ越しと日程が重なる方は、もう少し早めに動くと予定を組みやすくなります。
ダンカンのオーダースーツは、4つのラインから選べます(税込、2026年11月時点)。エントリーライン18,700円〜、クラシックライン44,000円〜です。プレミアムライン66,000円〜とTSUMUGI 99,000円もあり、生地や仕様で見積もりは変わります。
ダンカンでは、学生証を見せると対象スーツが20%割引になります。対象のラインや生地は時期によって変わることがあるため、店舗でご確認ください。予算の上限を最初に伝えていただければ、割引後に収まる範囲で生地をご案内できます。
標準仕立てとは、追加料金なしで仕立てる通常の注文方法です。ダンカンでは標準仕立てが約1ヶ月、特急仕立ては+4,400円で約2週間かかります。日数は時期や仕様で前後するため、受け取り日は注文時にスタッフと決めます。
受け取りの日は、入社式で着るシャツと革靴でお越しください。シャツの襟や袖口の厚みで上着の着心地が変わるためです。座ったときに腰回りや太ももがきつくないか、つり革をつかむように腕を上げても袖口が上がりすぎないかまで試すと、立ち姿だけでは気づきにくい窮屈さが分かります。気になる点はその場でスタッフにお伝えいただければ、お直しを含めてご案内します。
| 注文の時期(4月1日入社式の例) | 選べる仕立て | ポイント |
|---|---|---|
| 1月中 | 標準仕立て | 試着後の手直しの日数を取りやすい |
| 2月末まで | 標準仕立て | 卒業式などの予定と受け取り日を照らし合わせる |
| 3月上旬〜中旬 | 特急仕立て(+4,400円) | 希望のラインが特急に対応するか先に聞く |
2月末までに注文できれば、追加料金のかからない標準仕立てで日程を組めます。3月以降は、希望のラインが特急仕立てに対応するかどうかで判断が分かれます。
卒業旅行や引っ越しで受け取りに行ける日が限られる方は、その日付も一緒に教えてください。帰省中で近くに店舗がないときは、オンライン接客から相談を始められます。

- 入社式の日からカレンダーを逆算すると、注文日が決まります。
- 学生証は来店時にお持ちください。
- 受け取りの日は、入社式のシャツと革靴で試着してください。
既製品とオーダースーツはどっちがいい?

着る日まで数日なら既製品、1ヶ月ほどあって既製品のサイズが体に合わないならオーダーが向いています。肩幅、胴回り、袖丈、体型のくせなど、合わない箇所はひとつとは限りません。
既製品とは、決まったサイズで作られ、店頭ですぐ買えるスーツです。オーダースーツとは、採寸した体に合わせて仕立てるスーツを指します。
既製品が向くのは、試着で肩も袖丈も合った場合です。その場で着心地を確かめて持ち帰れる点は、既製品の良さといえます。袖丈や裾だけが長いなら、既製品のお直し(=買った後の丈調整)で足りることもあります。お直しにも日数がかかるため、仕上がり日は購入店でご確認ください。
胴回りだけが大きく余るときは、詰められるかを販売店に聞いてみてください。詰められる幅はスーツの作りで変わるため、お直し代を足した総額でオーダーと比べると判断しやすくなります。
肩に合わせると袖が余る、胴回りを合わせると肩が浮く、腕や太ももだけがきついなど、既製のサイズでは一度に合わせきれない体型の方は少なくありません。サイズの章で触れたとおり肩は後から直しにくく、複数の箇所がずれているほどお直し代もかさみます。その場合は、最初から体に合わせて仕立てるオーダーが向いています。ダンカンの店頭では、既製品で合わなかった箇所をうかがってから採寸を始め、注文日と着る日をカレンダーで並べて間に合うかを一緒に確かめています。

- 試着で合わなかった場所をメモしてお見せください。
- 着る日が決まっていれば、間に合うかを一緒に数えます。
- 丈だけのずれなら、お直しで足りるか先に聞いてみてください。
まとめ
この記事の結論:1着目は紺か濃いグレーの定番色から
フレッシャーズスーツは着る頻度で選び、1着目は紺か濃いグレーの無地から始めます。
- 毎日着る仕事なら、3着以上の着回しで長持ちしやすくなります。
- ハードに着るなら、ポリエステル混紡の丈夫な生地が向いています。
- スーツを着る日が限られるなら、大事な日用にウール100%も選べます。
- 週に数回がオフィスカジュアルなら、ジャケットやセットアップも候補です。
色は定番にして、生地と着数は働き方に合わせると迷いにくくなります。店頭では、配属先が分からず色柄を決めかねる相談が多いですが、2着目以降は職場の雰囲気を見てからで十分間に合います。
次の一歩:入社式の日付を確認して、相談だけでも来店する
4月1日の入社式なら、標準仕立て(約1ヶ月)で間に合う2月末までの注文をおすすめしています。受け取ってから袖丈などを確かめる日数も見込んでおくと、余裕を持てます。
ダンカンの店頭では、月に何日スーツを着るかと予算の上限を最初にうかがいます。着る日数が分かると、着数と生地の組み合わせを絞り込めるからです。予算が決まっていなくても、4つの価格帯を見比べながら決められます。就活と入社式の両方で着る予定なら、そのことも最初にお伝えください。
店舗が遠い方や、授業で来店の時間が取りにくい方はオンライン接客も使えます。来店予約の方法を確認して予約し、採寸だけでも受けてみてください。

- 学割は学生証の提示で対象品が20%割引です。
- まずは月に何日着るかと予算を決めてください。
- 入社式の日付から逆算して、注文日を決めてみてください。
よくある質問
フレッシャーズスーツは何色を選べばいいですか?
一般的には、1着目は紺か濃いグレーの無地、または控えめなシャドーストライプを選ぶと、着られる場面が広がる傾向があります。好みの色柄は、職場の雰囲気が分かってからの2着目以降で取り入れる方法もあります。
新社会人はスーツを何着そろえればいいですか?
必要な着数は、スーツを着る頻度によって変わります。ダンカンの店頭では、毎日スーツを着る仕事なら3着以上で着回すとスーツが長持ちしやすいとご案内しています。入社式など年に数回しか着ない場合は、定番の色柄の1着から始められます。
オーダースーツは入社式に間に合いますか?
入社式の日付から逆算して注文すれば、間に合わせやすいです。ダンカンの納期は、標準仕立てが約1ヶ月(追加料金なし)、特急仕立て(+4,400円)が約2週間です(2026年11月時点)。受け取り後の試着や確認の時間も見込んで、余裕を持って注文することをおすすめします。
学生でもオーダースーツを安く作れますか?
ダンカンでは、学生証の提示で対象スーツが20%割引になる学割があります(2026年11月時点)。オーダースーツはエントリーライン18,700円(税込)からあり、学割の対象スーツは店舗でご確認ください。
黒スーツは冠婚葬祭にも使えますか?
一般的には、ビジネス用の黒スーツと礼服は黒の深さや生地が異なり、別のものとして扱われることが多いです。冠婚葬祭で着る予定がある場合は、購入前に店頭で用途を伝えて相談すると判断しやすくなります。
監修:ダンカン豊中店 真田
価格・納期は2026年11月時点の公式案内にもとづきます。











