「成人式のスーツって、レンタルと購入どっちがいいの?」「いつまでに、いくらくらいで準備すればいい?」――一生に一度の成人式を控えて、こんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、成人式のスーツには「レンタル」「既製品の購入」「オーダーでの仕立て」の3つの選択肢があり、式のあとも就職活動や入社式でスーツを着る予定があるなら、体に合わせて仕立てるオーダーが有力な候補になります。オーダーというと高そうに聞こえますが、ダンカンでは成人式向けの対象生地なら2ピーススーツを28,000円(税込)からお仕立てでき、既製品と重なる価格帯から選べます。準備時期は、オーダーで仕立てるなら11月中旬ごろまでの注文確定が目安です。
本記事では、レンタル・既製品・オーダーの違いと費用の目安、色やデザインの選び方、いつまでに準備すべきかのスケジュール、そしてお子様の成人式を控えたご家族の方に知っていただきたいことまで、オーダースーツ専門店の視点から詳しく解説します。これから準備を始めるご本人はもちろん、「子どもに何を用意してあげればいいのか」と考えているご家族の方も、ぜひ参考にしてください。
成人式にスーツで出席してもいい?まず知っておきたい基礎知識

男性の成人式の装いは、大きく分けて「スーツ」と「袴(はかま)」の2つです。ダークカラーのスーツは式典に適した一般的な装いとされており、落ち着いた印象で写真映えもすることから、スーツを選ぶ新成人も見られます。袴は華やかさで勝る一方、レンタル費用や着付けの手配が必要で、成人式後の着用機会は限られやすい面もあります。
なお、2022年4月に成人年齢は18歳に引き下げられましたが、式典については従来どおり20歳を対象に「二十歳のつどい」「二十歳を祝う会」などの名称で開催する自治体が多くなっています。対象年齢・開催日・名称は自治体によって異なるため、お住まいの自治体からの案内を必ず確認しておきましょう。開催日は「成人の日」(1月の第2月曜日)またはその前日の日曜日に設定されることが一般的です。
成人式にふさわしいスーツとは?
成人式のスーツに厳密なドレスコードはありませんが、一般的には黒・ネイビー・チャコールグレーなどダークカラーのスーツが定番とされています。一方で、式典は新成人が主役のお祝いの場。ブラウンやグリーンといった華やかな色や、ベストを加えたスリーピースで個性を出す装いも広く選ばれており、どちらを選んでも間違いではありません。そして、色柄以上に印象を左右するのがサイズが体に合っていること。肩幅や着丈の合ったスーツは、それだけで端正な、場に礼を尽くした印象になります。なお、自治体や式典から服装の指定がある場合は、その案内を優先してください。
レンタル・既製品・オーダーはどう違う?3つの選択肢を比較
成人式のスーツ選びで最初に迷うのが、「借りるか、買うか。買うなら既製品かオーダーか」という点です。それぞれにメリットと注意点があるので、順番に整理します。
レンタル:費用と手間を抑えやすい
メリットは、初期費用を抑えやすく、式のあとの保管やお手入れの手間がかからないこと。費用は、2026年9月時点の一般的な目安として1〜2万円前後とされることが多いですが、プランや店舗によって幅があります。注意点は、サイズを既製のラインアップから選ぶ形になるため体型にぴったり合うとは限らないことと、式が終われば返却するため手元に残らないこと。向いているのは、「式の当日だけ着られればいい」「式のあとスーツを着る予定が当面ない」という方です。
既製品:短期間で用意しやすい
メリットは、店頭で実物を試着して選べることと、お直しが不要ならその日に持ち帰れる場合もあるスピード感。費用の目安は、2026年9月時点の一般的な相場感として2〜5万円前後で、袖丈・裾丈などのお直しをする場合はその費用と日数が加わります。注意点は、サイズ調整が既製サイズを起点としたお直しの範囲内になること。特に、部活動やスポーツで鍛えた体格の方は、肩幅や太ももに合わせると他が大きく余ってしまい、合うサイズが見つからないという声もあります。また、店頭在庫の性質上、色柄は定番が中心になりやすく、華やかな一着を探す場合は選択肢が限られることもあります。向いているのは、式まで時間がない方や、実物を確かめてすぐに決めたい方です。
オーダー:サイズとデザインを調整しやすい
メリットは、採寸データをもとに体に合わせて仕立てるためシルエットがきれいに決まりやすいことと、生地・色・デザインを見本帳から自由に選べること。スポーツを続けてきて既製品では合うサイズがなかったという学生の方が、オーダーで初めて「体に合うスーツ」に出会えた、というケースもあります。価格は生地によって幅がありますが、既製品と重なる価格帯から始まります(詳しくは次の章で紹介します)。注意点は、一着ずつ仕立てるため受け取りまでに時間がかかること。注文確定から約4週間が納期の目安となるため、式から逆算した準備が必要です。向いているのは、式のあとも就活や入社式でスーツを着る予定がある方、体型に合う既製品が見つからない方、色柄にこだわりたい方です。採寸から生地選びまでスタッフと一緒に進められるので、スーツの知識がなくても心配はいりません。
成人式のスーツ、費用はいくら見ておけばいい?
オーダースーツの費用は、選ぶ生地のグレードによって変わります。ダンカンでは予算に合わせて選べる3つのライン(価格帯)を用意しており、2026年9月時点の価格は次のとおりです。
エントリーラインは、コストパフォーマンス重視の入門ラインです。ダンカン全体のエントリーラインは18,700円(税込)〜ですが、本記事で紹介する成人式向けの対象生地(動きやすいストレッチ素材など)は2ピース28,000円(税込)〜、スリーピース33,000円(税込)〜です。初めてのオーダーで、まずは手の届く価格でちゃんとした一着を作りたい方に向いています。
クラシックラインは、バランスの良さが魅力の定番ラインで44,000円(税込)〜。成人式向けのおすすめ生地として、上品な光沢となめらかな手ざわりのオリジナルウール生地「Super120's EXTRAFINE WOOL」(55,000円・税込〜)などが選べます。晴れの日の風合いと、社会人になってからの品格を両立したい方におすすめです。
プレミアムラインは、CANONICO(カノニコ)やREDA(レダ)といったイタリアの老舗ブランド生地で仕立てる最上級ラインで、66,000円(税込)〜。二十歳の記念にふさわしい、上質な一着を求める方にぴったりのラインです。
色とデザインはどう選ぶ?「定番派」と「個性派」それぞれの正解

成人式のスーツの色選びに、唯一の正解はありません。紺や黒の汎用性を取るか、成人式らしい華やかさを取るか——方向性は大きく2つに分かれます。どちらを選んでも、採寸して仕立てた一着なら晴れの日に恥じない装いになります。
定番派:黒・ネイビー・チャコールの無地は「式後」に強い
成人式のあと、就職活動・卒業式・入社式・初出勤と、二十歳からの数年間はスーツを着る節目が続きます。この先の予定すべてで着回したいなら、黒・ネイビー・チャコールグレーの無地、または目立ちにくい細かな柄が定番です。ネイビーやチャコールの無地は就活でもそのまま通用し、多くの職場で取り入れやすい色でもあります。シャツとネクタイを替えるだけで、成人式では華やかに、面接では誠実に、と場面ごとに表情を変えられるのが定番色の強さです。
個性派:ブラウン・ワインレッド・グリーンを「フォーマルに」着こなす
「人と同じ装いはつまらない。自分らしい一着で出席したい」——そう考えて、成人式ならではの華やかな色柄を選ぶ方もいらっしゃいます。式典会場を見渡せば黒のスーツがずらりと並ぶからこそ、ブラウン、ワインレッド、グリーンといった街中では見かけない色が映えるのです。ポイントは、ベストを合わせたスリーピースでセレモニーらしい華やかさとまとまりを加えること。派手すぎず、それでいて個性が出る装いになります。
こうした一着こそ、オーダーの真骨頂です。生地見本から選ぶオーダーなら、色のバリエーションはもちろん、たてとよこに違う色の糸を織り込み光の当たり方で表情が変わる生地(ソラーロなど)のような、既製品の店頭在庫では選択肢が限られがちな生地まで候補に入ります。頭の中にある「理想の一着」のイメージを、生地見本を手に取りながらスタッフと一緒に形にしていけるのは、オーダーならではの体験です。
迷ったら、華やかさは小物で出すのがセオリー
「個性も出したいけれど、式のあとの実用性も捨てがたい」という場合は、スーツの色は落ち着かせて、シャツ・ネクタイ・ポケットチーフで華やかさを加えるのがバランスの良い方法です。ネイビー無地のスーツでも、明るい色のネクタイとチーフを合わせれば式典仕様に、白シャツと落ち着いたネクタイに替えれば就活仕様になります。ダンカンでは式後のご予定を伺ったうえでスタッフが色柄をご提案していますので、「わからない」とお伝えいただくのが一番の近道です。
スリーピースを成人式で選ぶメリット
成人式の装いの選択肢として挙げておきたいのが、ジャケット・ベスト・パンツの3点で構成されるスリーピーススーツです。ベストが1枚加わるだけで胸元に立体感が生まれ、装いにセレモニーらしい華やぎと落ち着きが加わります。会場でジャケットを脱ぐ場面でも、ベストがあれば絵になるのも利点です。ダンカンのエントリーラインなら差額5,000円(税込)でベストを追加でき、仕立てたベストは式のあと、結婚式へのお呼ばれなど改まった場面でも活躍します。
スーツ以外に用意するものは?シャツ・ネクタイ・靴のチェックリスト
スーツ本体が決まったら、当日までに周辺アイテムも揃えておきましょう。用意するものはシンプルで、シャツ、ネクタイ、革靴、ベルト、靴下の5点です。
シャツは、白無地が最も汎用性の高い選択です。式典で誠実に見えるのはもちろん、就活・入社式でもそのまま使えます。ネクタイは、式典らしく装うなら明るめの色や光沢のあるもの、式後の着回しを重視するならネイビーやエンジの無地・小紋柄が定番です。革靴は黒のシンプルなデザインが一般的で、ベルトは靴の色に合わせて黒を選ぶと全体がまとまります。靴下は座敷や写真撮影で意外と目に入るポイントなので、スーツに合わせた黒や紺の無地を用意しておくと安心です。
成人式のスーツは就活と兼用できる?「式のあと」の活躍シーン

成人式のスーツをオーダーで仕立てる最大の意味は、この一着が「二十歳からの数年間の相棒」になることです。特に黒・ネイビーなどの定番色で仕立てた場合、活躍の場は式のあとに次々と訪れます。時系列で見てみましょう。
まず、インターンと就職活動。黒・ネイビーの無地は就活の定番です。就活にも適した色柄・仕様で仕立てておけば、新たにスーツを買い足さず、着慣れた自分の一着で面接に臨める場合があります。体に合わせて適切なゆとりを取ったスーツは、長時間の説明会や面接でも窮屈さを抑えやすく、立ち姿の印象も整います。就活・新社会人向けの仕様については、フレッシャーズ・リクルートスーツのページも参考にしてください。
次に、卒業式。家族や友人との写真に残る日です。ネクタイやポケットチーフを替えるだけで、成人式とも就活とも違う表情になります。
そして、入社式から初出勤へ。黒・ネイビーは多くの職場で取り入れやすい色です。シャツとネクタイを買い足していけば、そのまま平日の着回しの軸になります。
一方、ブラウンやグリーンなど華やかな色柄で仕立てた一着は、平日用というより「晴れの日の一着」。友人の結婚式やパーティー、記念日の食事会など、二十歳を過ぎると増えていくお祝いの場で活躍します。どちらの選び方でも、体に合わせて仕立てた一着が手元に残り、その後の人生の場面で袖を通せることに変わりはありません。
成人式のスーツはいつ買う?式から逆算するスケジュール
結論からお伝えすると、1月の成人式にオーダースーツを間に合わせるなら、11月中旬ごろまでの注文確定が目安です。通常納期は約4週間ですが、注文が集中する年末は納期が延びる場合があります。
オーダースーツは注文を受けてから一着ずつ仕立てるため、既製品のように店頭ですぐ用意できるものではありません。だからこそ、式の日程からの逆算が大切です。
早めの注文には「じっくり選べる」メリットも
ダンカンのお仕立て納期は、ご注文の確定から約4週間(約1ヶ月)が目安ですが、生地や仕様により前後するほか、年末の繁忙期は5〜6週間ほどいただく場合があります。早めに動けば納期に余裕が生まれるだけでなく、生地の種類が豊富なうちにじっくり選べるうえ、受け取り後に着用感を確認し、シャツやネクタイを合わせる時間も取れます。
ギリギリになってしまったら?特急仕立てという選択肢
「気づいたら12月になっていた」という場合も、あきらめる前に店舗へ相談してみてください。ダンカンには追加料金4,400円(税込)で納期を約2週間に短縮する「特急仕立て」があります。ただし対象はプレミアムラインとクラシックラインの一部商品に限られ(エントリーラインは対象外)、受注状況によっては受付を停止する場合もあるため、まずはお近くの店舗に間に合うかどうかを確認するのが確実です。
注文から受け取りまでの流れ。来店は基本2回、初回は手ぶらでOK
オーダーが初めての方のために、ダンカンでの流れを紹介します(より詳しい手順は初めてご利用の方へのページにまとめています)。
1回目の来店(約60分)では、スタッフが式後の予定やお好みをヒアリングし、採寸と生地・デザイン選びを行います。持ち物は特に必要なく、手ぶらで来店できます。式で合わせたい靴やシャツがあれば、持参するとより具体的な提案が受けられます。ご注文前に見積金額を確認できるので、予算と相談しながら決められますし、その場で注文せず相談だけで帰ることもできます。お支払いはご注文の確定時で、現金のほか各種クレジットカード・電子マネー・コード決済が利用できます(店舗により一部異なります)。
2回目の来店は、完成した一着のお受け取りです。実際に試着し、必要に応じてその場でサイズ調整を行います。なお、注文後の仕様変更やキャンセルは生地の裁断前までは可能ですが、一人ひとりの寸法に合わせて仕立てる商品のため、裁断後はお受けできません。変更したい点が出てきたら、早めに店舗へ連絡しましょう。また、受け取り後に体型が変わった場合も、お直し・リフォームでウエストなどを調整できます。
ダンカンは全国37店舗。来店予約をしておくとスムーズに案内が受けられます(当日のご予約も受け付けています)。
ご家族の方へ。「仕立てて贈る」という二十歳のお祝い
成人式のスーツは、ご本人だけでなく、ご家族から贈られることもあるお祝いです。ダンカンでは、ご本人とご家族ご一緒の来店を歓迎しています。見積金額を見ながら「予算の範囲でどのラインが選べるか」をその場で相談でき、生地見本を親子で見比べながら決められます。
ダンカンは1978年創業のオーダースーツ専門店。半世紀近くお客様の節目に寄り添ってきた老舗だからこそ、かつてご自身の一着をダンカンで仕立てた親御さんが、今度は二十歳を迎えるお子様を連れてご来店くださる——そんな2世代にわたるご利用もあります。体に合う一着の心地よさを長年身をもって実感されている親御さんだからこそ、「最初の一着はオーダーで」と選んでくださる——それは私たちにとって何よりの誇りです。
初めてのスーツは、本人にとって「サイズの合ったスーツとはどういうものか」を知る原体験になります。採寸して仕立てた一着を着ることで、肩の合う位置、袖の正しい長さ、きれいなシルエットの基準が体で分かる――これは、社会人としてスーツと付き合っていくうえで、金額以上の価値がある贈り物と言えるでしょう。
また、進学などで離れて暮らすお子様への贈り物には、店頭で購入できる「お仕立てギフト券」という方法もあります。ご利用条件など詳しくは、贈答品・お仕立て券のご案内をご覧いただくか、お近くの店舗でお尋ねください。
まとめ:節目をオーダースーツで迎えると、思い出も一着も残る
成人式のスーツ選びのポイントを整理します。選択肢はレンタル・既製品・オーダーの3つ。式のあとも就活や入社式でスーツを着るなら、仕立てて手元に残るオーダーに分があります。色は、着回し重視なら黒・ネイビー・チャコールの無地、個性を出すならブラウンやグリーンのスリーピース。そして準備は、納期約4週間から逆算して11月中旬ごろまでの注文確定が安心です。
そして、採寸から仕立てた一着で人生の節目を迎えると、装いそのものが思い出として残ります。生地を選んだ時間、採寸してもらった緊張感、初めて袖を通した瞬間——そのすべてが、二十歳の記憶と一緒に一着に刻まれていきます。実際にダンカンでも、成人式をきっかけに初めてのオーダースーツを仕立て、卒業式・入社式、その後のビジネスシーンへと、節目のたびに長く愛用してくださるお客様もいらっしゃいます。返却する一着ではなく、自分の一着で迎える二十歳。迷うことがあれば、お近くの店舗で気軽にご相談ください。
なお、ダンカンでは成人式スーツをご注文の方への特典として、税込44,000円未満のスーツならネクタイを1本プレゼント、税込44,000円以上のスーツならオプション5,500円(税込)分をサービスしています(スーツ本体価格で判定。他のセール・割引との併用はできません)。
▶ お近くの店舗を選んで来店予約する
ご相談・お見積り無料/初回約60分/手ぶらでOK/ご家族とのご来店も歓迎





