オーダースーツは本当に高い?既製スーツとの比較でわかるコスパ最強の理由を解説
既製スーツとオーダースーツ、実際いくら違う?
オーダースーツは高い。そう思っている方は少なくないはずです。
実際、ひと昔前までオーダースーツといえば20〜30万円、納期も2〜3ヶ月というのが当たり前でした。ただ、今はだいぶ事情が変わっています。
この記事では、既製スーツとオーダースーツの価格や品質を比べながら、オーダースーツ専門店であるダンカンの目線で、なぜオーダースーツの方が「コスパがいい」と言われるのか、その理由をお伝えします。
既製スーツの相場
帝国データバンクの調査(2024年度)によると、業界最大手・青山商事のメンズスーツ平均販売単価は約3.4万円(2025年3月期)で、前期から7.3%上昇しています。AOKIも約3万円と、大手紳士服チェーンの平均単価は上昇傾向にあります。
年代によっても差があり、20代なら2万円〜5万円、30代で3万円〜7万円、40代以上になると5万円〜10万円程度が目安になります。
この価格帯、パッと見ると手頃な印象ですが、既製スーツには意外と見落としがちな出費があります。
既製スーツに潜む追加コスト
まず、お直し代。袖丈や着丈が合わなくて、結局お直しに出すことになるケースは多いです。1箇所で1,000〜3,000円、複数箇所なら5,000円以上かかることもあります。
それから、買い替えの頻度。体型に合っていないスーツは生地に無理な力がかかりやすく、どうしても傷みが早くなります。
あとは、フィット感の問題。既製品は標準体型をベースに作られているので、肩幅は合うけどウエストが緩い、袖丈はいいけど着丈が長い、といった「どこか合わない」状態になりがちです。筋トレをしている方や、なで肩・いかり肩の方は、特にこの問題に直面しやすいです。
オーダースーツ業界の現状
帝国データバンクの調査によると、2024年度の紳士服業界ではオーダースーツの需要が増加しています。「量から質」への転換が進んでおり、消費者の品質重視の傾向や、個別のカスタマイズ志向が高まっていることが背景にあります。
同調査では「オーダースーツが想定以上に売れている」という声も聞かれ、中小紳士服店でもオーダースーツの販売に注力する傾向がみられます。
オーダースーツは機械技術の向上によって以前よりも低価格、短納期での生産が可能になりました。1着2万~5万円台、メーカーによっては200種類以上の生地から選択可能など、既製品スーツと大差ない価格帯で提供されるようになっています。
ただし「オーダースーツ」といっても種類がある
ここで注意が必要なのは、「オーダースーツ」という言葉が広く使われるようになった一方で、その中身はメーカーによってかなり違うという点です。
大きく分けると、パターンオーダー、イージーオーダー、フルオーダーの3種類があります。
パターンオーダーは、既製品のサイズから袖丈や着丈を微調整する方式。手軽で納期も早いですが、横幅の調整や体型補正には限界があります。既製品の延長と考えた方がいいかもしれません。
イージーオーダー(カスタムオーダー)は、既存の型紙を組み合わせて体型に合わせて調整する方式。なで肩や猫背といった体型補正にも対応でき、フィット感はパターンオーダーより高くなります。ダンカンはこの方式を採用しています。
フルオーダーは、個人ごとに型紙から作る方式。フィット感は最も高いですが、価格も高く、納期もかかります。
同じ「オーダースーツ」でも、どの方式かによって仕上がりは大きく変わります。価格だけで比較すると、思っていたものと違ったということになりかねません。
オーダースーツのデメリット
オーダースーツにもデメリットはあります。
納期がかかる
最大のデメリットは納期です。既製品ならその日に持ち帰れますが、オーダースーツは一般的に3〜4週間かかります。急にスーツが必要になった場合には間に合いません。
パターンオーダーであれば1〜2週間で仕上がるメーカーもありますが、その分フィット感は既製品に近くなります。納期を優先するか、仕上がりを優先するかはトレードオフの関係にあります。
初回は来店が基本
もうひとつは、初回の採寸です。体型に合わせて仕立てる以上、最初は来店して採寸をする必要があります。近くに店舗がない方には不便です。
ただ、この点についてはダンカンでは採寸サポートやオンライン接客を導入しており、遠方の方でも対応できる仕組みを整えています。こうしたサポートを行っているオーダースーツ店はまだ少ないのが現状です。
「難しそう」というイメージ
オーダースーツに対して「敷居が高い」「何を選べばいいかわからない」というイメージを持っている方も多いようです。これは業界全体の課題でもあります。
実際には、スタッフと相談しながら生地やデザインを決めていくので、知識がなくても問題ありません。ただ、そのイメージが先行して「自分には関係ない」と思われてしまうのは、もったいないことだと感じています。
それでもオーダースーツをすすめる理由
デメリットを踏まえた上で、それでもオーダースーツの方が結果的にコスパがいいと考える理由があります。
体型に合うから長持ちする
体型に合ったスーツは生地への負担が少なく、型崩れしにくいです。既製品でお直しを繰り返すよりも、最初から体型に合わせて作った方が、結果的に長く着られます。
お直し代がかからない
オーダースーツは最初から体型に合わせて作るので、購入後のお直し代が基本的にかかりません。ダンカンの場合、お渡しから3ヶ月以内なら全体の微調整が初回無料、1年間はパンツのウエストと股下の調整は何度でも無料で対応しています。
2着目からはラク
一度採寸すればデータが残るので、体型が大きく変わらなければ次回からは生地を選ぶだけで済みます。来店せずにスマホやPCからオンライン注文することも可能です。
印象が変わる
これは数字では表しにくい部分ですが、体に合ったスーツを着ていると、それだけで印象が違ってきます。特にビジネスシーンでは、第一印象が仕事に影響することもあります。
ダンカンのオーダースーツが安い理由
ダンカンでは、オーダースーツを18,700円(税込)から提供しています。なぜこの価格が実現できるのか、3つの理由があります。
生地を直接買い付けている
多くのオーダースーツ店は、服地問屋や商社を通して生地を仕入れます。ダンカンの場合、バイヤーが直接イタリアやイギリスの織物工場に出向いて、自分たちの目で品質を確かめた上で買い付けています。中間業者を挟まない分、高品質な生地を安く仕入れることができます。
国内に自社縫製工場を持っている
ダンカンは長崎県に自社の縫製工場を持っています。アリエス工場(平戸市)ではジャケットを中心に職人が手作業で1日約120着を丁寧に仕上げています。
アリエス工場は元々大手百貨店ブランドのOEM工場としてスタートし、2014年に自社専用工場として稼働。最新のオーダー専用CAD・CAMシステムを導入し、受注ごとに設計図を作成して正確な裁断を行っています。柄合わせが必要な生地は熟練の職人が一着一着手裁断を行い、美しい仕上がりを追求しています。
外部に委託するとその分コストがかかりますが、自社縫製工場なので費用を抑えながら品質管理も徹底できます。
店舗に現物の生地を置いている
一般的なオーダースーツ店では、手のひらサイズの生地見本(バンチブック)から選ぶことが多いです。ダンカンでは、スーツ一着分にカットした生地を各店舗に取り揃えています。実際の生地を手に取って、顔映りを確認しながら選べるので、仕上がりのイメージが湧きやすいです。
予算に合わせて選べる3つのライン
ダンカンでは、予算や用途に応じて3つのラインを用意しています。
エントリーライン:18,700円〜(税込)
初めてオーダースーツを作る方や、価格を抑えたい方向け。スペアパンツ付きなら25,080円(税込)から。ポリエステル混紡の丈夫な生地で、毎日スーツを着られる方におすすめです。
クラシックライン:43,780円〜(税込)
ダンカンで一番人気のライン。インポートブランドの生地が選べて、ウール100%の選択肢も豊富です。当サイトのランキングでは、「10month comfort stretch」(オールシーズン対応のストレッチ素材)や「Super120's EXTRAFINE WOOL」が上位に入っています。
プレミアムライン:65,780円〜(税込)
エルメネジルドゼニアやロロ・ピアーナなど、世界的に評価の高い生地を取り揃えたライン。上質な原料ならではの滑らかな肌触りと美しい光沢、仕立て映えするハリと落ち感が特徴で、着用時の品格を高めます。大切なビジネスシーンや節目の装いにふさわしい一着を求める方におすすめです。
フレッシャーズに人気の生地
就活や新社会人向けには、以下の生地が選ばれています。
1位はスタンダード素材(2パンツセット)で25,080円(税込)から。ウールとポリエステルの混紡でサラッとした肌触りが特徴です。2位はストレッチ素材(2パンツセット)で32,780円(税込)から。動きやすさを重視する方に向いています。
詳しくは「新生活を彩る一着 フレッシャーズスーツの選び方」で紹介しています。
年代別のスーツ選び
30代
30代になると役職に就く方も増えてきます。生地はウール100%にこだわって、ネイビーやチャコールグレーあたりの落ち着いた色を選ぶのがおすすめ。クラシックラインが合います。
詳しくは「30代向け|オーダースーツの選び方をプロが詳しく解説!」をご覧ください。
40代
40代は経済的にも余裕が出てくる頃。スキャバルやロロ・ピアーナなど上質な生地ブランドを選んで、シルエットはゆとりを持たせるのがポイント。クラシックラインかプレミアムラインがいいでしょう。
詳しくは「40代向け|オーダースーツの選び方を徹底解説!」で解説しています。
50代
管理職や経営に関わる立場になると、それなりの品格が求められます。エルメネジルドゼニアやロロ・ピアーナといった最高級生地を選んで、落ち着いた色味と上品な光沢で存在感を出すのがいいでしょう。プレミアムラインがおすすめです。
詳しくは「50代向け|オーダースーツの選び方・着こなしポイントをご紹介!」をご覧ください。
礼服
冠婚葬祭用のブラックスーツは一着持っておくと安心です。急な訃報にも対応できますし、レンタルするより経済的です。
詳しくは「礼服は1着持とう!5分でわかる礼服の必要性と理由を解説(男性編)」で紹介しています。
スーツの着こなしについて
サイズ感
「仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている」という本が話題になったことがあります。ただ、ポイントは「小さめ」ではなく「ジャストサイズ」。体に合ったスーツは、相手に誠実でスマートな印象を与えます。
詳しくは「仕事ができる人は"小さめのスーツ"を着ている?ルールの決め方」で解説しています。
女性から見た好印象
体にフィットしたサイズを選ぶこと、清潔感、シャツやネクタイとの色合わせが大事です。
詳しくは「女性目線で見るかっこいいスーツの着こなし方とは?褒められるポイントを解説」をご覧ください。
40代の着こなし
ジャストサイズを選ぶ、上質な生地で品格を出す、落ち着いた色で信頼感を演出、小物で個性を出す、定期的なメンテナンスを欠かさない。この5つを意識するだけで印象はかなり変わります。
詳しくは「40代のスーツの着こなし方ポイント5選!選び方やおすすめの色も解説」をご覧ください。
まとめ
オーダースーツには、納期がかかる、初回は来店が必要といったデメリットがあります。急ぎでスーツが必要な場合や、細かいフィット感にこだわらない方には既製品の方が合っているかもしれません。
ただ、長い目で見ると話は変わってきます。体型に合ったスーツは型崩れしにくく長持ちしますし、お直し代もかかりません。2着目以降は採寸不要で注文できるので、最初の手間さえ乗り越えれば、むしろラクになります。
大手紳士服チェーンの既製スーツ平均単価が3万円前後、そこにお直し代や買い替え頻度を考えると、18,700円(税込)から作れるオーダースーツは決して高くありません。フィット感や着心地、見た目の印象まで含めれば、結果的にコスパがいいのはオーダースーツの方だと考えています。
もちろん、どちらが正解ということではなく、自分の優先順位に合わせて選ぶのが一番です。この記事が、スーツ選びの参考になれば幸いです。
ダンカンは1978年に福岡・博多で創業したオーダースーツ専門店です。「良いものをより安く」を理念に、全国で店舗を展開しています。オーダースーツが初めての方も気軽にご来店ください。
「なんとなく」で選んでいませんか?
- 肩幅は合うけど、袖が少し長い
- ウエストはちょうどいいけど、太ももがきつい
- 全体的に「まあ、これでいいか」
で決めてしまうサイズが合わないまま着続けると、見た目の印象だけでなく、着心地や動きやすさにも影響します。
「自分サイズ」という選択肢
オーダー、思ったよりハードル低いんです
「オーダーって高そう」「時間がかかりそう」そう思っていませんか?
ダンカンなら:
✓ 18,700円(税込)からオーダー可能
✓ 採寸からお見積りまで約30〜60分
✓ 知識ゼロでOK。スタッフが一からご案内します
✓ もちろん、相談だけでも大歓迎です
創業から40年以上、オーダースーツ専門店として10万人以上のお客様をお仕立てしてきました。その技術とノウハウで、スーツだけでなくジャケット、シャツ、ジーンズ、コートまであなたにぴったりの一着をお仕立てします。








