息子の成人式スーツ、親は何を準備する?費用・時期・レンタルか購入かを専門店が解説

息子の成人式スーツ、親は何を準備する?費用・時期・レンタルか購入かを専門店が解説

「来年1月は息子の成人式。スーツはレンタルでいいの? 買うならいくらくらい?」「本人に聞いても『なんでもいい』としか言わない」――お子様の成人式を控えたお母さん、お父さんから、店頭でよく伺うお悩みです。結論からお伝えすると、成人式のスーツは「レンタル」「既製品の購入」「オーダーでの仕立て」の3つから選ぶことになり、式のあとに就職活動や入社式が控えているなら、体に合わせて仕立てるオーダースーツが有力な候補です。費用はダンカンの成人式向け対象生地なら2ピース28,000円(税込)からで、既製品と重なる価格帯です。準備は11月中旬ごろまでに注文を確定できれば、1月の式に余裕をもって間に合います。

本記事は、新成人ご本人ではなく、準備を支える親御さんの立場で書きました。親が知っておきたい成人式の基礎、レンタルか購入かの判断基準、費用の目安と出し方、いつまでに何をすればよいかの逆算スケジュール、そして「本人がスーツに関心を示さない」ときの進め方まで、オーダースーツ専門店の視点で整理します。なお、色やデザインの選び方など本人向けの詳しい解説は、成人式のスーツはいつ買う?費用・色・選び方の記事にまとめていますので、あわせてお読みください。

親が知っておきたい成人式の基礎知識。対象は「20歳」、案内は自治体から

成人式スーツを着用した新成人のイメージ

2022年4月に成人年齢は18歳に引き下げられましたが、式典については従来どおり20歳を対象に「二十歳のつどい」「二十歳を祝う会」などの名称で開催する自治体が多くなっています。開催日は「成人の日」(1月の第2月曜日)またはその前日の日曜日が一般的ですが、対象年齢・日程・名称・会場は自治体によって異なります。通常、案内はお子様の住民票がある自治体から届きますので、進学などで住民票を移している場合は、どちらの自治体の式に出るのかを親子で早めに確認しておきましょう。

男性の装いは大きく「スーツ」と「袴(はかま)」の2つ。ダークカラーのスーツは式典に適した一般的な装いとされ、写真にも落ち着いて映ります。袴は華やかさで勝る一方、レンタル費用や着付けの手配が必要で、式のあとに着る機会は限られやすい面があります。成人式のスーツに厳密なドレスコードはなく、黒・ネイビー・チャコールグレーなどのダークカラーが定番。ブラウンやグリーンで個性を出す装いも広く選ばれており、どちらも間違いではありません。自治体や式典から服装の指定がある場合は、その案内を優先してください。

レンタル・既製品・オーダー、親はどう判断する?3つの視点で比較

親御さんが判断に迷うのは、たいてい「費用」「手元に残るか」「式のあとにも使えるか」の3点です。この3つの視点で、選択肢を整理します。

レンタル:当日だけ着られればよい場合の選択肢

費用は2026年9月時点の一般的な目安として1〜2万円前後とされることが多いですが、プランや店舗によって幅があります。初期費用を抑えやすく、保管やお手入れの手間もかかりません。一方で、サイズは既製のラインアップから選ぶため体型にぴったり合うとは限らず、式が終われば返却するので手元には残りません。「式のあとしばらくスーツを着る予定がない」という場合に向いています。

既製品:時間がないときに頼れる選択肢

費用の目安は、2026年9月時点の一般的な相場感として2〜5万円前後。店頭で試着して選べ、お直しが不要ならその日に持ち帰れる場合もあります。注意したいのは、サイズ調整が既製サイズを起点としたお直しの範囲内になること。部活動やスポーツで鍛えた体格のお子様の場合、肩幅や太ももに合わせると他が余ってしまい、合うサイズが見つからないという声もあります。式まで時間がない場合や、実物を見てすぐ決めたい場合に向いています。なお、親御さんに連れられてダンカンに来店されるお子様の理由として多いのも、「既製品を試着したけれどサイズが合わなかった」というものです。

オーダー:式のあとも着るなら、親として選びやすい選択肢

採寸データをもとに体に合わせて仕立てるため、既製品で合うサイズがなかったお子様でもシルエットがきれいに決まりやすく、生地・色・デザインを見本帳から選べます。価格は生地によって幅がありますが、既製品と重なる価格帯から始まります(次の章で紹介します)。注意点は、一着ずつ仕立てるため受け取りまで約4週間かかること。式から逆算した準備が必要です。式のあとに就活・卒業式・入社式が控えている場合や、既製品でサイズが合わなかった場合に向いています。採寸から生地選びまでスタッフが一緒に進めるので、親御さんもお子様もスーツの知識は不要です。

一生残る写真に、どの一着で写るか

成人式のスーツを着た新成人の記念写真イメージ

もうひとつ、親御さんにこそ考えていただきたい視点があります。成人式は、家族写真や友人との集合写真、写真館での前撮りなど、多くの方が写真を撮る記念日だということです。実際、ダンカンでも式のあとに写真を見せに来てくださるお客様が多く、そのたびに感じるのは、体に合ったサイズで、本人が気に入った色柄の一着は、一生残る写真に華を添えてくれるということです。肩や袖の長さが合っているだけで立ち姿は端正になり、写真の印象が変わります。何十年か後に家族で見返す一枚に、どの一着で写るか――費用や手間と並べて、この点も判断材料に加えてみてください。

親の立場で考えると、レンタルは「その日の費用」、購入は「その後数年分の費用」と捉えると判断しやすくなります。成人式のあと、インターン・就職活動・卒業式・入社式と、二十歳からの数年間はスーツを着る節目が続きます。黒やネイビーなど就活にも通用する色柄で仕立てておけば、そのたびに新たに買い足すことなく、着慣れた一着で臨める場合があります。就活・新社会人向けの仕様は、フレッシャーズ・リクルートスーツのページも参考にしてください。

▶ 成人式向けの生地・価格を確認する

費用はいくら見ておけばいい?親が予算を決めるための価格の目安

オーダースーツの費用は、選ぶ生地のグレードで決まります。ダンカンでは予算に合わせて選べる3つのライン(価格帯)があり、2026年9月時点の価格は次のとおりです。

エントリーラインは、コストパフォーマンス重視の入門ライン。ダンカン全体のエントリーラインは18,700円(税込)〜ですが、成人式向けの対象生地(動きやすいストレッチ素材など)は2ピース28,000円(税込)〜、スリーピース33,000円(税込)〜です。「初めてのオーダーだから、まずは手の届く価格で」という親御さんに選ばれています。

クラシックラインは、バランスの良さが魅力の定番ラインで44,000円(税込)〜。成人式向けのおすすめ生地として、上品な光沢となめらかな手ざわりのオリジナルウール生地「Super120's EXTRAFINE WOOL」(55,000円・税込〜)などが選べます。晴れの日の風合いと、社会人になってからの品格を両立したい場合におすすめです。

プレミアムラインは、CANONICO(カノニコ)やREDA(レダ)といったイタリアの老舗ブランド生地で仕立てる最上級ラインで、66,000円(税込)〜。「二十歳の記念に、上質な一着を贈りたい」という親御さんにふさわしいラインです。

スーツ本体のほかに、シャツ・ネクタイ・革靴・ベルト・靴下の5点が必要です。お手持ちで使えるものがなければ、その分の予算も見ておきましょう。ダンカンでは注文前に見積金額を確認できるので、「この予算でどのラインが選べるか」を店頭で相談しながら決められます。その場で注文せず、相談だけで帰ることもできます。

「全額出す」「半分ずつ」「ギフト券で贈る」。親の出し方は3通り

店頭でよく見かけるのは、次の3つのパターンです。1つ目は、二十歳のお祝いとして親御さんが全額を負担する形。2つ目は、本人がアルバイト代から一部を出し、親子で分担する形。「自分のお金も入っているから大切に着る」というお子様もいらっしゃいます。3つ目は、進学などで離れて暮らすお子様に、店頭で購入できる「お仕立てギフト券」を贈る形。本人が自分のタイミングで近くの店舗に来店し、自分で生地を選べます。ご利用条件など詳しくは、贈答品・お仕立て券のご案内をご覧いただくか、お近くの店舗でお尋ねください。

いつまでに何をする?1月の式から逆算した親のスケジュール

店頭で生地見本を選ぶ様子

結論からお伝えすると、1月の成人式にオーダースーツを間に合わせるなら、11月中旬ごろまでの注文確定が目安です。ダンカンのお仕立て納期はご注文の確定から約4週間(約1ヶ月)が目安ですが、生地や仕様により前後するほか、注文が集中する年末の繁忙期は5〜6週間ほどいただく場合があります。

親御さんの立場で、式から逆算した動き方を時系列で整理します。

9〜10月:情報収集と本人への声かけ。自治体からの案内で日程と会場を確認し、「レンタルにするか、買うか」の方向性を親子で決めます。この時期なら生地の種類も豊富で、じっくり選べます。

10月〜11月中旬:来店・採寸・注文。ヒアリング・採寸・生地選びまでその場で進み、見積金額を確認してから注文できます(来店の流れは後述します)。

12月:受け取りと試着。完成した一着を店頭で試着し、必要があればその場でサイズ調整。シャツやネクタイを合わせてみる時間も取れます。

1月:成人式当日。受け取り後に体型が変わってしまった場合も、お直し・リフォームでウエストなどを調整できますので、気づいた時点で早めに店舗へ相談してください。

離れて暮らすお子様の場合は、帰省のタイミングを軸に

進学先で一人暮らしをしているお子様の場合、「いつ採寸するか」が最初の壁になります。ダンカンは全国に38店舗ありますので、帰省を待たずに進学先の近くの店舗で本人が採寸・注文し、年末の帰省時に実家の近くの店舗で受け取る、といった進め方についても、まずはお近くの店舗にご相談ください。夏休みや連休の帰省時に親子で来店し、生地だけ一緒に選んでおく方法もあります。

気づいたら12月。間に合わせる方法はある?

「本人がなかなか動かず、12月になってしまった」という場合も、あきらめる前に店舗へ相談してみてください。ダンカンには追加料金4,400円(税込)で納期を約2週間に短縮する「特急仕立て」があります。ただし対象はプレミアムラインとクラシックラインの一部商品に限られ(エントリーラインは対象外)、受注状況によっては受付を停止する場合もあるため、まずはお近くの店舗に間に合うかどうかを確認するのが確実です。

▶ 最新のお仕立て納期(標準・特急)を確認する

お母さんへ。「本人が無関心」でも準備が進む3つのコツ

「聞いても『なんでもいい』」「服に興味がなくて、店に行こうと言っても腰が重い」――こうしたお悩みは珍しくありません。実際、店頭でも、お母さんに連れられて初めて来店した、というお子様は少なくありません。準備を進めるコツを3つ紹介します。

1つ目は、決めることを減らしてあげること。「レンタルか購入か」「予算はいくらか」「いつ行くか」は親御さんが決め、本人には「色と生地だけ選んで」と伝えると動きやすくなります。ダンカンでは式後の予定を伺ったうえでスタッフが色柄をご提案しますので、本人が「わからない」と言っても心配いりません。

2つ目は、「就活でも使える」と伝えること。成人式のためだけのスーツと聞くと気が乗らないお子様でも、「これがそのまま就活の一着になる」と分かると、自分のこととして考え始めることがあります。黒・ネイビーの無地は就活の定番。シャツとネクタイを替えるだけで、式典では華やかに、面接では誠実に、と表情を変えられます。

3つ目は、当日までに小物を揃えておくこと。スーツ本体が決まったら、シャツ(白無地が最も汎用性が高い)、ネクタイ、黒の革靴、黒のベルト、黒や紺の無地の靴下の5点を用意します。靴下は座敷や写真撮影で意外と目に入るので、ここまで揃えておくと当日の朝に慌てません。

お父さんへ。「初めてのスーツ」で教えてあげたいこと

スーツを着てきた年数の分だけ、お父さんには伝えられることがあります。特に伝えてあげたいのは、「スーツはサイズがすべて」ということ。色柄以上に印象を左右するのは、肩幅や着丈が体に合っていることです。最初の一着を採寸して仕立てたものにすると、肩の合う位置、袖の正しい長さ、きれいなシルエットの基準を体で覚えられ、それが社会人になってからスーツを選ぶときの物差しになります。初めての一着は、本人にとって「サイズの合ったスーツとはどういうものか」を知る原体験になるのです。

ダンカンは1978年創業のオーダースーツ専門店。半世紀近くお客様の節目に寄り添ってきた老舗だからこそ、かつてご自身の一着をダンカンで仕立てたお父さんが、今度は二十歳を迎えるお子様を連れてご来店くださる――そんな2世代にわたるご利用もあります。体に合う一着の心地よさを長年身をもって実感されているからこそ、「最初の一着はオーダーで」と選んでくださる。それは私たちにとって何よりの誇りです。

そして、二十歳で一度「体に合う一着」を経験したお子様は、その心地よさを覚えています。成人式で初めて仕立てたお客様が、就職活動のリクルートスーツ、社会人になってからのビジネススーツと、節目のたびにご自身でダンカンに来てくださる。数年後に今度は弟さんの成人式で、親御さんがまた一緒にご来店くださる――店頭では、そんな光景が珍しくありません。最初の一着は、お子様が自分でスーツを選べるようになるための土台でもあるのです。

もしお父さんご自身も久しくスーツを新調していないなら、お子様の採寸に付き添うついでに、ご自身の一着を相談してみるのもよい機会です。親子で生地見本を見比べる時間そのものが、二十歳の記念になります。

親子で来店する場合の流れ。来店は基本2回、初回は手ぶらでOK

ダンカンでは、ご本人とご家族ご一緒の来店を歓迎しています。流れは次のとおりです(詳しい手順は初めてご利用の方へのページにまとめています)。

1回目の来店(約60分)では、スタッフが式後の予定やお好みをヒアリングし、採寸と生地・デザイン選びを行います。持ち物は特に必要なく、手ぶらで来店できます。式で合わせたい靴やシャツがあれば持参すると、より具体的な提案が受けられます。ご注文前に見積金額を確認できるので、親御さんが予算を見ながらその場で判断できます。お支払いはご注文の確定時で、現金のほか各種クレジットカード・電子マネー・コード決済が利用できます(店舗により一部異なります)。

2回目の来店は、完成した一着のお受け取りです。実際に試着し、必要に応じてその場でサイズ調整を行います。なお、注文後の仕様変更やキャンセルは生地の裁断前までは可能ですが、一人ひとりの寸法に合わせて仕立てる商品のため、裁断後はお受けできません。変更したい点が出てきたら、早めに店舗へ連絡してください。

ダンカンは全国38店舗。来店予約をしておくとスムーズに案内が受けられます(当日のご予約も受け付けています)。

まとめ:親が押さえるのは「方向性・予算・時期」の3つ

お子様の成人式スーツで、親御さんが押さえておきたいポイントを整理します。選択肢はレンタル・既製品・オーダーの3つで、式のあとに就活や入社式が控えているなら、体に合わせて仕立てて手元に残るオーダーに分があります。費用はダンカンの成人式向け対象生地なら2ピース28,000円(税込)からで、3つのラインから予算に合わせて選べます。時期は、納期約4週間から逆算して11月中旬ごろまでの注文確定が安心。方向性・予算・時期の3つを親御さんが決めておけば、本人が決めるのは色と生地だけで済みます。

採寸から仕立てた一着で迎える二十歳は、装いそのものが思い出として残ります。生地を親子で選んだ時間、初めて袖を通した瞬間、そして当日の写真――そのすべてが、二十歳の記憶と一緒に一着に刻まれていきます。迷うことがあれば、まずは親御さんだけでも、全国38店舗のお近くの店舗で気軽にご相談ください。

なお、ダンカンでは成人式スーツをご注文の方への特典として、税込44,000円未満のスーツならネクタイを1本プレゼント、税込44,000円以上のスーツならオプション5,500円(税込)分をサービスしています(スーツ本体価格で判定。他のセール・割引との併用はできません)。

▶ 全国38店舗から選んで来店予約する
ご相談・お見積り無料/初回約60分/手ぶらでOK/ご家族とのご来店も歓迎

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