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ワイシャツの黄ばみが落ちない!?頑固な汚れを落とす方法

ワイシャツの黄ばみが落ちない!?頑固な汚れを落とす方法

毎日の出勤に着用するワイシャツなどは、汚れやすいので、普段から気をつけておく必要があります。しかし、黄ばみといったものは、落ちにくく、落とせたとしても、またすぐに繁殖してしまうので、予防法も大切になります。今回は、しつこい黄ばみの原因や、黄ばみ落としに有効なテクニック。予防法などを紹介していきます。

 

■ワイシャツの黄ばみについて

・洗濯しても黄ばむ理由

洗濯してキレイにしたつもりでも、いつの間にか復活していく黄ばみ。その原因は人間が日常的に出している「皮脂」が原因です。皮脂がワイシャツの繊維の奥に残っていると、皮脂が酸化し、「黄ばみ」に。ほこりやちりが蓄積していくことで「黒ずみ」になっていきます。

 

この皮脂は洗剤や漂白剤を用いても、落とすことは困難で、着用と洗濯を繰り返している間に、徐々に皮脂汚れが蓄積してしまいます。皮脂の汚れは、湿度や温度が高ければ、高いほど、繁殖しやすいので、暑い夏などは注意が必要です。暑い環境なら4日ほどで黄ばみ始めてしまいます。

 

・ドライクリーニングしても黄ばむ理由

洗濯しても落ちない黄ばみ。そこで、ドライクリーニングを利用する方も多いのではないでしょうか。しかし、ドライクリーニングに使用される「有機溶剤」という油の一種は、皮脂を落とすことは得意ですが、水溶性タンパク質の汚れを落とすことはできません。一時的に汚れは落とせますが、ワイシャツの繊維に残ったタンパク質が再び、黄ばみを生み出す原因となってしまうので、普通に洗濯するのと、あまり変わりません。

 

・早めに落とすのがポイント

汚れを放置したまま何日も溜め込んでしまうと、黄ばみが悪化してしまうため、早めの洗濯をこころがけるようにしましょう。洗濯の際は、洗濯物の量が多すぎると、洗浄力が発揮されないため、規定量はしっかり守りましょう。また、洗浄力の弱い洗剤は避け、洗いやすすぎもしっかりした水流で洗えるように調整しましょう。

 

■黄ばみ落とし術

ここで、頑固な黄ばみが簡単に落とせる「黄ばみ落とし術」をご紹介します。

 

・台所用洗剤

黄ばみ落としとして有効なのは、どの家庭にもある台所用洗剤です。実は、台所用洗剤は衣料用洗剤よりも、強力な洗浄パワーがあり、繊維の奥の汚れまでしっかり落としてくれます。台所用洗剤は、食器などに使用するような中性洗剤のものを選びましょう。

  • まずは、ワイシャツの黄ばみがある部分を、しっかりと濡らし、台所用洗剤の原液を何滴か垂らしましょう。
  • 柔らかめの歯ブラシを使用して、生地を傷めないように、優しく擦ります。このとき、繊維の奥の汚れをかきだすように、方向を変えながら擦るのがポイントです。
  • 黄ばみ部分を洗い流せたら、すすぎ洗いをして、洗剤を落としましょう。その後は、いつものように衣料用洗剤で洗濯していきましょう。

 

軽い黄ばみ程度なら以上の行程で、十分に落としてくれるでしょう。

 

・重曹

台所用洗剤で落とせなかった場合は、重曹を使用するのがおすすめです。聞きなれない方もいるかもしれませんが、重曹は酸性を落としやすく弱アルカリ性のお掃除アイテムで、100円ショップなどでも販売されています。

  • 重曹を大さじ一杯、小皿に出し、ぬるま湯を少量ずつ加えてペースト状にしていましょう。
  • ワイシャツの黄ばみ部分を濡らし、歯ブラシに重曹のペーストを付着させ、黄ばみ部分に塗りこんでいきます。ペーストが固い場合は、ぬるま湯でゆるめましょう。
  • 繊維奥までしっかり塗り込んだら、そのまま5分ほど、放置し、歯ブラシでこすり洗いしていきます。
  • 洗い終わったら、ヘラでペーストを取り除き、すすぎ洗い。台所用洗剤のときと同じく、洗濯をして完了です

 

これで、しつこい黄ばみも取れるはずです。

 

・酵素系漂白剤

重曹でも落とせないような強力な黄ばみには「酵素系漂白剤」を使用しましょう。塩素系のものだと脱色が起きてしまうので、必ず、弱アルカリ性のものを選ぶのがポイントです。

  • 洗面器の中にワイシャツを入れて、お湯に溶かした酵素系漂白剤を投入しましょう。このとき、黄ばみ部分をしっかり浸けるように注意し、そのまま30分待ちましょう。
  • その後はすすぎ洗いをして、漂白成分を落としてから、洗濯機に衣料用洗剤を投入して洗濯します。

 

ここまで、やれば、ほぼ確実に黄ばみは解消されます。是非試してみてください。

 

■黄ばみの予防法

黄ばみの落とし方を紹介してきましたが、上記の方法は黄ばみを予防するわけではないので、根本的な解決になりません。ここで、黄ばみを事前に予防する方法ご紹介します。

 

・ベビーパウダー

黄ばみの予防法として、有効なのは、洗濯後のワイシャツにベビーパウダーをつけることです。これは欧州でも取り入れられている方法で、皮脂や汗などを吸収し、ワイシャツに直接、汚れがつくのを予防することができます。ベビーパウダーは洗濯で簡単に落ちるものなので、汚れ残りを気にする必要もありません。

 

・糊

洗濯後、スプレー式の糊を使って、コーティングすると、黄ばみや黒ずみを事前に予防することができます。見た目や肌触りもパリッとした質感になるので、着心地においても快適さが増します。

 

・テープを貼る

ワイシャツは特に襟の部分が汚れやすいです。そこで、襟汚れの予防用に専用のテープが販売されています。テープを黄ばみやすい部分の長さに切って、襟に貼り付けるだけなので、手間もかからず、無色透明で目立たないように出来ているので、見栄えもバッチリです。

 

まとめ

ワイシャツの黄ばみは落とし方にも工夫が必要ですが、普段から予防法を確認しておくことで、事前に黄ばみを無くしていけます。しつこい黄ばみに悩まされている方はためしてみてください。