おしゃれ度アップ!スーツとワイシャツの理想の組み合わせ
今回はスーツとワイシャツにスポットを当てて、理想の組み合わせをご紹介します。
スーツとワイシャツの組み合わせに外せない3つのポイント
?サイズ感の合ったものを着る
スーツとワイシャツを着る際、きちんとサイズ感を合わせましょう。男性は、実際より大きめのサイズを着ている傾向に。
ワンサイズ小さめを試したり、専門店で採寸してもらったりして、適正なサイズを確認してください。ジャストサイズを着るだけで、洗練された雰囲気になりますよ。
その際、肩と胸のフィット感や、背中や袖に余計なシワがよっていないかもチェック。袖丈は、自然に腕をおろしたときにシャツのカフが1cm〜1.5cmほど出る長さがベストです。
?Vゾーンを攻略する
スーツスタイルの肝となるVゾーン。ジャケットのラペル(下襟)の幅とシャツの襟の幅、ネクタイの大剣の幅を同じにするのが、Vゾーンが美しく映える基本スタイルです。シャツの襟の形はレギュラーカラー(襟幅の開き75〜90度)が一般的ですが、最近ではセミワイドカラー(襟幅の開き80〜100度)が主流。
ちなみに、顔が大きめの人は襟が大きいシャツや太めのラペルのスーツを選び、視覚効果で小顔に見せると良いでしょう。反対に小顔の人は、襟が小さめのシャツに細めのラペルのスーツを選ぶとバランスが整います。
?スーツ、ワイシャツの基本色をおさえる
ビジネススーツの基本色は、無地のダークネイビー(濃紺)と無地のダークグレイ(チャコールグレイ)の2色です。まずは、この2色をおさえましょう。ネイビーは清潔感、誠実さを演出できます。一方、ダークグレイは落ち着きや品格が出て信頼を得やすいため、取引先との商談にも適しています。また、グレイはこれからの秋冬の季節におすすめ。基本色でありながら、この1〜2年のトレンドカラーでもあります。
シャツは、白とサックス(淡いブルー)の2色が基本色。さまざまな色と相性が良いので、ネクタイとのコーディネートのバリエーションも広がるでしょう。
スーツとワイシャツの理想の組み合わせ4種
次に、実際の組み合わせをご紹介していきます。
?基本の白シャツと合わせる
清潔感のある白シャツは、ビジネスシーンのどんなシチュエーションにも対応できる色です。
ネイビーやグレイのスーツはもちろん、ネクタイの色も選ばず、着回し力はNo.1!無地だけでなく、シャドーストライプや織り柄入りなど、バリエーションを多く持つと良いでしょう。
?全体を同色でまとめる
同色の組み合わせは、コーディネートにまとまりと安心感が出ます。「トーンオントーン配色」ともいわれ、近年のスーツスタイルでも、色数をおさえてあまりコントラストをつけないのが人気の傾向に。
無地のネイビーのスーツにストライプ柄のサックスのシャツや、ダークグレイのスーツに白シャツ(ネクタイはスーツより淡いグレイにするのがポイント)のモノトーンコーデもシックで素敵です。
その場合、無表情にならないように柄や素材で変化をつけると、よりおしゃれに見えます。
?プレゼン時は赤を上手く取り入れる
色を戦略的に使って、メリハリのあるコーディネートで仕事に良い影響を与えることも可能です。例えば、ここ一番のプレゼンなどの勝負時に赤を上手く取り入れると、人に情熱的な印象を与え説得力が増します。
ネイビーやダークグレイのスーツに、ピンストライプの赤のシャツ、あるいはネクタイなどに赤を取り入れましょう。
?女性受けを狙うなら淡いピンク
グレイのスーツに淡いピンクシャツの組み合わせは、明るく柔和な印象になり、おしゃれで女性受けします。ラベンダー(淡い紫)でも同様の効果が得られますよ。
また、白い襟で顔まわりが華やかになるクレリックシャツも、デートやパーティなどのシーンにもマッチします。
いつものスーツスタイルを、より戦略的におしゃれに
おしゃれなアイテムも、組み合わせが悪ければ全体的な印象は台無しになります。
今回、ご紹介したスーツとワイシャツの基本となる理想の組み合わせを参考に、いつものスーツスタイルを、より戦略的におしゃれに着こなしてみませんか?
筆者:土屋英里/パーソナルスタイリスト
Happy Closet主宰
2008年よりOLをしながらカラースクール、ファッションスクールの講師として経験を積み、2011年に独立。会社員や主婦、起業家、経営者など、これまで延べ700人以上にファッションアドバイスを行う。また、個人向けのアドバイスだけでなく、最近は企業のファッションイベントや、テレビ番組企画にも携わるなど活躍の場を広げている。