冬のビジネスシーンもカジュアルに!WARMBIZのポイント
COOLBIZ(クールビズ)の季節は終わり、WARMBIZ(ウォームビズ)シーズンに突入しました。
広く定着したクールビズに比べて、ウォームビズの認知度はそう高くないかもしれませんが、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?
広く定着したクールビズに比べて、ウォームビズの認知度はそう高くないかもしれませんが、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?
WARMBIZ(ウォームビズ)とは
ウォームビズとは、環境省の地球温暖化キャンペーンの愛称。地球温暖化防止対策として、温室効果ガス排出量削減のために環境省の旗振りで始まりました。いわば「クールビズの秋冬バージョン」です。クールビズではオフィスの冷房の設定温度を27〜28度としていたのに対し、ウォームビズでは暖房の設定温度を20度にすることが提唱されています。ちなみに、11月1日〜3月31日までがウォームビズの期間です。
なお、環境省が推奨しているウォームビズのポイントは以下のとおり。
1.インナーウェアを重視する
2.オフィスに室内着を用意する
3.3つの首(首・手首・足首)を重視する
4.重ね着をする
2.オフィスに室内着を用意する
3.3つの首(首・手首・足首)を重視する
4.重ね着をする
では、これら4つのポイント踏まえ、具体的なウォームビズの着こなし例をご紹介します。
センスが光る!ウォームビズの着こなし術
ウォームビズの定番スタイルは、スーツやジャケットとスラックスにベストやジレをプラスした「スリーピーススタイル」と、スーツやジャケットの下にニットを着用する「ニットスタイル」。着ぶくれしないように保湿機能性に優れた高機能アンダーウエアを上手に活用すれば、スマートに着こなすことができるでしょう。
スーツは、ベステッドスーツ(三つ揃い)のスーツとベストのタイプが主流。“季節感のある着こなし”を実現するため、素材と生地感は特に意識してください。おすすめは、フランネル(フラノ地)、ベルベット、コーデュロイ、ツイードカシミアなどのウォーム感のあるものです。
また、「ジャケパンスタイル」もウォームビズでは人気を集めています。最近のジャケットやパンツは、シャープな細身のシルエットラインがトレンド。大きすぎず小さすぎず、身体にジャストフィットするアイテムを着るのがおしゃれに見せるコツです。
ジャケットの色は、基本カラーのネイビー、モノトーン系のグレイや黒、ブラウンから選びましょう。チェック柄のジャケットならカジュアル感を演出できます。インナーにニットやベスト・ジレを合わせるときは、ジャケットと同色でまとめるとバランス良く見えるでしょう。そして、パンツは明るめのグレイとチャコールの二本持っておいてください。紺、黒、茶系、これらの色にマッチするため、とても重宝します。他には、綿パンやブルーデニム、コーデュロイ素材のパンツを揃えておくと良いでしょう。
最後にネクタイですが、ジャケットに合わせて「ニットタイ」を選ぶのもおしゃれです。ただ、コーディネートの基本である「3色ルール」に従って配色バランスには注意しましょう。ウォームビズではVネックセーターなどを重ね着することもありますが、ネクタイやセーターがカラフルなら、その他はモノトーン同系でまとめてください。全体を3色にまとめてコーディネートすることで、ポイントが強調されてセンスが光ります。
ネクタイの他には、Vゾーン対策としてアスコットタイやタートルセーターを取り入れると良いでしょう。なお、ジャケットを脱いで簡単に羽織れるジップアップセーターをオフィスに用意しておけば、よりリラックスできるはずです。
ウォームビズは定着へ。今からポイントを押さえよう!
今後、ウォームビズもクールビズのように定着することが予想されます。
ウォームビズのポイントを押さえ、冬のビジネスシーンもカジュアルに、そしておしゃれに着こなしましょう。
筆者:太田久美子/イメージコンサルタント
カラーアナリスト&イメージコンサルティングライセンスを取得し、現在、有限会社カナルプランニング取締役。30年間のキャリアの中でパーソナルカラーコンサルティングは15,000人に上る。
また、講演登壇回数3,000回の実績を持つ。