新入社員のフレッシャーズスーツに合わせるネクタイ選び - DANKAN

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新入社員のフレッシャーズスーツに合わせるネクタイ選び

新入社員のフレッシャーズスーツに合わせるネクタイ選び

春は、新しい環境に飛び込む季節。今年から“社会人の世界”に足を踏み入れる人たちは、期待に胸を膨らませているかもしれませんね。
社会人になると、フレッシャーズスーツを着用して、普段からネクタイを付けるようになります。学生の頃にはネクタイを付ける習慣はあまりないため、ネクタイ選びに悩む人も。そこで今回は、新入社員のフレッシャーズスーツに合わせるネクタイ選びについてご紹介します。

社会人デビューにふさわしいネクタイの条件

社会人デビューにふさわしいネクタイの条件
新入社員のネクタイ選びのポイントは「清潔感」「爽やかさ」を感じられるかどうか。「おしゃれさ」よりも「誠実さ」や「信頼感」を与えることが大切です。派手なデザインや個性的すぎる色、柄、素材は避けましょう。
とはいえ、落ち着きすぎたり、老けた印象になったりしてもよくありません。価格の高いものやブランドものではなくてもよいので、社会人デビューにふさわしいネクタイを複数用意しておきましょう。

ネクタイの幅は、ラペル(ジャケットの下襟)と同じ幅が理想的とされていて、大剣(最も幅が広い部分)が7cm〜9cmのレギュラータイが基本です。
最近は、大剣の幅が4cm〜6cmと細身のナロータイもトレンドですが、ビジネスシーンでは注意が必要。長さは、大剣先がベルトのバックルの中心にかかるくらいが適度なバランスです。

素材

最も一般的で、年中使用できる「シルク」を選ぶと間違いありません。リネンは夏、ウールやカシミアは秋冬素材です。
また、ニットタイ(通常のネクタイのように織られたものでなく編まれたもの)はカジュアルな印象になるため、フレッシャーズには不向き。

ネイビー、グレーが定番で、次にプラスするなら落ち着いたワインレッドがおすすめ。これらはフレッシャーズに限らずとも、この先長く使えます。

基本の柄は3種類。ソリッド(無地)、レジメンタル、ドットです。若々しく、真面目でクリーンな印象に。ペイズリーや小紋柄のようなクラッシックな柄は、30代や40代など安定感や貫禄がでてきた年代の方が似合います。

フレッシャーズスーツに合わせる4つのネクタイコーディネート

フレッシャーズスーツに合わせる4つのネクタイコーディネート

では、これらの基本を押さえつつ、具体的なコーディネートをご紹介しましょう。

ブルートーンで統一して爽やかさをアピール

「無地のダークネイビーのスーツ+サックスブルーのシャツ+ネイビーとブルー、白のレジメンタルタイ」を合わせて、きりりと爽やかな雰囲気に。同系色でまとめたトーンオントーン配色です。
レジメンタルタイはストライプの幅の大小で印象が変わります。体形ががっちりして顔が大きい、あるいは濃い顔立ちの男性はストライプの幅が大きいものを。スリムな体形で顔が小さい、あるいは涼しげな顔立ちの男性は、ストライプの幅が小さいものを選ぶとバランスが取りやすくなります。

明るいネイビーでダークグレースーツを軽やかに

「無地のダークグレーのスーツ+白シャツ+明るいネイビーのソリッドタイ」は、ダークグレーのスーツを軽やかに演出できます。
また、基本色であるネイビーのソリッド(無地)タイをダークなものから明るい色みまでバリエーションを多く持つことで、ベーシックな中にもニュアンスで差をつけられます。
フレッシャーズはコーディネートにあまり遊びがない分、ネイビータイの絶妙な色合わせを楽しみましょう。

情熱的なワインレッド×ダークネイビーで意気込みを表現

「無地のダークネイビーのスーツ+白シャツ+ワインレッドのソリッドタイ」で、清潔感と仕事への意気込みを表現しましょう。
ワインレッドは落ち着きがありながらも、情熱的なカラー。春の季節を意識して、ダークグレーよりもダークネイビーのスーツと合わせるとgood。

ブルー×ダークグレーは相性抜群の配色

「無地のダークグレーのスーツ+サックスブルーシャツ+ネイビーのドットタイ」といったように、グレースーツとブルー系のアイテムのコーディネートは相性抜群の基本的な配色です。
サックスブルーのシャツに同系色のネイビーのドットタイを合わせると、清涼感がでて涼しげな印象に。ビジネスシーンで使う場合は、ドット柄は小さめを選びましょう。

基本を押さえたコーディネートで清潔感や誠実さを意識しましょう!

ネクタイは、Vゾーンを飾る主役です。まずは基本を押さえたコーディネートで、清潔感や誠実さを意識してください。
定番スタイルをマスターすれば、この先のVゾーンもどんどんバリエーションが広がっていくでしょう。上記を参考に、自分らしいフレッシャーズスーツのネクタイ選びを楽しんでくださいね。

筆者:土屋英里/パーソナルスタイリスト

Happy Closet主宰
2008年よりOLをしながらカラースクール、ファッションスクールの講師として経験を積み、2011年に独立。会社員や主婦、起業家、経営者など、これまで延べ700人以上にファッションアドバイスを行う。
また、個人向けのアドバイスだけでなく、最近は企業のファッションイベントや、テレビ番組企画にも携わるなど活躍の場を広げている。

■HP:http://happy-closet.com/

土屋英里