【再生プロジェクト後編】オーダースーツで残念イケメンが「大人イケメン」に大変化!
「いつしか「残念イケメン」の刻印を押され、年齢と正比例して顔も体型もファッションもみすぼらしさを増していた植田まさし28歳(仮名)。
「かつての輝きを取り戻したい!」
その一心で、植田は生まれてはじめてオーダースーツに挑戦。
オーダースーツ専門店、カスタムオーダー「ダンカン」に訪れた植田は、仕立て名人「榮岩和久(はえいわ かずひさ)」さんによる丁寧な接客と仕立てで、オーダースーツを注文しました。
オーダーから約4週間。
スーツが届いたという一報を受けた植田は、浪人生のような冴えないカーディガンをはおり、再びダンカンに訪れました。
「イケメン再生プロジェクト後半」
オーダースーツによって「残念イケメン」はどこまで蘇ることができたのでしょうか?
シンプル&スタンダードな仕立てで「残念イケメン」は蘇るのか?
店内に入ると、そこには仕上がったスーツを手にした榮岩さんが登場。
植田は、嬉しそうな様子でスーツに触れてみるものの、まだ実感が持てない様子。
オーダーは初体験の植田にとって、キチンと仕立てられたスーツを手にするのはこれがはじめて。
実際に着てみるまでは、その価値を感じることができないのでしょう。
グレーにストライプのスタンダードなデザイン。
大人っぽさと高級感を感じさせるスリーピースのスーツです。
グレーはシャツやネクタイの色合わせもしやすく、ファッションに疎い植田でも安心です。
それではお楽しみの試着タイムの始まりです!
もったり体型がスマートに!輝きを取り戻すダンカンのオーダーメード
スーツを手に試着室に向かう植田。
まずはジャケット以外を試着します。
パンツとベストを着て試着室からあらわれた植田。
せっかくのスーツなのに髪型があんまりだと、女性スタッフと榮岩さんにセットされています。
どこまでも身なりに無頓着な男です。
冴えないカーディガンに比べて野暮ったさやみすぼらしさが消え、パリッとした印象が見えてきました。
鋭い眼光からは、蘇りの予兆が……!
髪型のセットが終わり、ついにジャケットに袖を通します!
ジャケットを着ると、植田の表情に少しずつ変化が。
着心地の良さとスマートな見栄えに笑顔がこぼれます!
貧相さや子どもっぽさが消え、大人の貫禄を感じさせる仕上がり。
しかし、まだこれで終わりではありません。
最後に、仕上げのネクタイ選び。
ネクタイを選んでもらう植田。
「シャープな印象を与えるには、濃い目の色を選ぶと良いですよ」と榮岩さんからアドバイス。
ネクタイは紺と白のシンプルなデザインに決定。
大人っぽさと清潔感を感じさせるコーディネートです。
ネクタイが巻けたらついに完成!
さて、その仕上がりは……?
スマート&ダンディ。
大人の色気と知性を感じさせる見事な仕上がり!
オーダー前に撮影した一枚と比べると段違い!
腰回りから下のもったり感がなくなり、より細くスマートに見えます。
見栄えの変化が精神面にも影響を与えたのか、自信に満ち溢れた表情の植田。
蘇りに成功したのはもちろん、清潔感と高級感が漂う「大人イケメン」へと進化しました!
はじめてのオーダースーツで新しい自分を手に入れた植田。
もう女性社員に後指を指され、「残念イケメン」とバカにされることもないでしょう。
それにしても、スーツだけで人の見栄えはここまで変わるのか……。
榮岩さんによると、体型をスマートに見せるいくつかのテクニックが施されているとのこと。
今回のスーツで使われたテクニックとは何なのか?詳しくご紹介します!
体型の欠点を補うテクニック!スマートに見せる4つのポイントとは?
「残念イケメン」植田を蘇らせたダンカンのオーダーメードスーツ。
もったり体型をスマートに見せたポイントは「衿(えり)の幅」「衿のV字」「膝の絞り」「おしりに合わせたデザイン」の4つです。
それぞれのポイントについて榮岩さんに伺いました。
・ポイント①「衿の幅」
今回のスーツを見てみると、衿が少し細く作られているのがわかります。
「今回のオーダーでは、体型を細く見せることが重要でしたので、ラペルを通常よりも細くデザインしています。そうすることで、上半身を視覚的にシャープに見せています。」
・ポイント②「衿のV字」
次は「衿のV字」。ボタンの位置を上に置くか下に置くかで、見栄えが変わるとのこと。
「ボタンを少し上に置き、V字を浅くすることで幅があるように見えます。逆にボタンの位置を下げて、V字の切れ込みを深くすることで、シャープさを演出できます。今回はV字を深く取り、シャープな印象を強調しました。」
・ポイント③「膝の絞り」
続いて下半身を細く見せるポイント。膝の位置のデザインに秘訣があると榮岩さん。
「パンツは、膝の位置に絞りを入れています。膝を絞り、パンツにくびれを作ることで、足のラインを細くてキレイに見せることができます。」
こちらはくびれのないパンツ。
絞りがないと下半身が太く、野暮ったく見えるのがわかります。
・ポイント④ おしりに合わせたサイズ
さらに、パンツには下半身を細く見せるために「おしりに合わせたサイズ」を施しています。
「パンツは、おしりの部分をややぴったり目に合わせてデザインしています。おしりに合わせることでパンツが足にフィットして、下半身を細く見せます。また、野暮ったさがなくなり全体の印象がスマートになります。」
上半身と下半身、それぞれ2箇所ずつ体型が細く見えるテクニックを使い、植田のもったり体型をスマートに見せています。
また、スーツの仕立て以外にも、以外なところにスマートさの秘訣が隠されています。
それはシャツの衿。
「衿の大きさによって、見た目の印象が変わります。スマートな印象を与えたい場合に適しているのは衿が細いタイプのシャツです。とはいえ、細すぎると違和感が出ますのでやりすぎには注意してください。今回のコーディネートでは、やや細めの衿でより細く見えるようにコーディネートしています」
シャツを選ぶ際に衿の大きさを気にして選ぶ方はあまりいないのではないでしょうか?
服には細部の細部にまで意味があり、それが全体の印象に影響を与えていることに気づかされます。
このような、見栄えをよりよく見せるための「気づき」を学べることも、ダンカンのような専門家にオーダーメードを依頼する魅力のひとつです。
丹念なヒアリングと正確な採寸で“驚きの変化”を実感しよう!
「残念なイケメン」から、「大人イケメン」へと進化した植田は、ご満悦の表情。
仕立て名人榮岩さんと固い握手を交わします。
丹念なヒアリングと正確な採寸で植田の体型を見抜き、見事にスマートさを演出した榮岩さん。
仕立て名人の名は伊達ではありません!
「オーダーは、合わせすぎるとその人の体型のスーツになってしまいます。例えば、なで肩でお腹が出ている方であれば、合わせすぎると台形のスーツになってしまうんです。着心地は良いのですが、スマートに見せるという意味ではあまり適していません。今回は、スマートに見せるというのがテーマだったので、体型に合わせるよりも、細く見せることを意識して仕立てました。」
ダンカンでは、やみくもに体型に合わせるのではなく、今回のように「どのように見せたいか?」を意識してお客様と向き合っているとのこと。
そのクオリティは、植田の仕上がりを見れば一目瞭然。
ダンカンのオーダーメードで、コンプレックスの解消や理想のスーツ作りが実現します!
「自分に合ったスーツが見つからない……」
「もっとカッコよくスーツを着こなしたい……」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひオーダースーツ専門店、カスタムオーダー「ダンカン」へ。
植田が体感したような”驚きの変化”をぜひ実感してください!
ライター:児島 宏明
企画編集:らんだ(小嶋 悠香)