“渋さ”が決め手!40代・50代のためのスーツコーディネート
少し前には“ちょいワルおやじ”という言葉も流行りましたが、40代・50代の大人の男のスーツスタイルは“渋さ”が決め手。
今回は、40代・50代のための渋いスーツコーディネートをご紹介します。
大人の渋さを演出するスーツ選びの3つのポイント
40代・50代といえば、職場においても大きな責任を持つ立場にあることが多く、そういった意味合いにおいても“落ち着き”や“信頼感”のある印象が求められます。スーツで大人の渋さを演出するには、これらのポイントに気を付けましょう。
1.サイズ感
若い世代の間ではスリムなシルエットが支持されていますが、サイズ感が合わないスーツを無理して選ばないようにしましょう。安っぽく貧弱に見えてしまいます。体型にぴったりフィットするものを選んでください。なお、以下のことを併せて意識すれば、より若々しく見えるでしょう。
・ジャケットやシャツは胴回りを絞った「スリムフィット」を選ぶ
・ジャケットの裾は「お尻が半分隠れる程度の長さ」に
・パンツは股上が浅めで、太もも部分が絞られているラインの「ノータック」を選ぶ
2.色
明るすぎる色より、チャコールグレイやブラック、ネイビーなどのシックなダークカラーがおすすめです。
3.素材
「フランネル」や「サキソニー」といった、しなやかで上質感のある素材を選びましょう。
トレンドを踏まえた40代・50代のスーツコーディネート
では、上記のポイントを押さえつつ、トレンドを踏まえた40代・50代のスーツコーディネートを見ていきましょう。
スーツの代表的な基本スタイルには、体型を強調する細身の「ブリティッシュスタイル」と、体型を選ばず汎用性の高い「アメリカントラッド」の2種類がありますが、今期2017秋冬のトレンドの傾向は前者の「ブリティッシュスタイル」。特に、クラシックなイメージが流行の兆しを見せています。
ネクタイの柄などにクラシック感のあるビンテージ調のプリントタイ、例えば、ペーズリー柄や幾何学模様、曲線柄や小紋柄を取り入れれば、今年らしさがあって、まさに大人の渋さも演出できるでしょう。
スーツの柄は、無地かシャドーストライプ(織り地調)、もしくはチョークストライプやペンシルストライプ、チョークストライプを中心に、ブリティッシュイメージのウインドーペーンも今年らしくておすすめです。
また、ジャケット×パンツも大人の男性にはチャレンジしてもらいたいスタイル。黒やネイビーは定番の色ですが、オリーブカラーのジャケットにベージュのパンツを合わせると、とても優しい印象に。もう少し遊び心を加えるならピンクをアクセントに取り入れてみるのも良いでしょう。ネクタイの柄などにピンクを入れると、おしゃれ上級者に。いずれも上品な色使いがセンスを感じさせるため、きっと若い女性からも好評のはずです。
40代・50代のスーツコーディネートの基本は「Simple is best!」
年齢を重ねた40代・50代の男性が内から醸し出すダンディな雰囲気にぴったりのコーディネートは「シンプルにまとめて着飾りすぎないこと」です。
より魅力的になってバリバリと仕事をこなす姿は、きっと周囲から憧れの眼差しを向けられることでしょう。
筆者:太田久美子/イメージコンサルタント
カラーアナリスト&イメージコンサルティングライセンスを取得し、現在、有限会社カナルプランニング取締役。30年間のキャリアの中でパーソナルカラーコンサルティングは15,000人に上る。また、講演登壇回数3,000回の実績を持つ。