礼服は1着持とう!5分でわかる礼服の必要性と理由を解説(男性編)
結婚式やお悔みごとで必要になる礼服。
普段は着ないですが、必要になるタイミングはいつだって急で、そのたびに
「持ってない…誰かに借りられるかな・・・」
「あと3日で用意しなければいけないのに、買いに行く時間がない」
など、ヒヤヒヤ・バタバタした経験がある人も多いのではないでしょうか?
本記事では、礼服は1着持っておくべき理由を礼服の種類など基礎知識をふまえながらお伝えしていきます。
礼服の購入を検討しているかたは、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば礼服は用意しておくべきと感じますので、今後訪れる冠婚葬祭のたびに慌てることがなくなります。
礼服は必要かに対する答えはイエス
礼服は必要か? その答えはイエスです。
冠婚葬祭の場はドレスコードに合わせた装いが求められていますが、日常生活では着る機会がなく用意しておくか迷ってしまいますよね。
しかし、冠婚葬祭はいつ起きるか予測ができません。
それゆえ礼服、特に重宝するブラックスーツは最低1着持っておくべきですし、保管場所や費用面に余裕があれば喪服も持っておくと、さらに安心でしょう。
礼服はフォーマルな場で着る洋服
そもそも礼服とは、冠婚葬祭をはじめとするフォーマルな場やセレモニーなどで着用する服装全般を指します。
結婚式や葬儀などで着用するスーツ、アカデミー賞やノーベル賞などのタキシードも礼服です。
礼服はフォーマルウェアとも呼ばれ、起きた出来事や人、ものに対して敬意を表すための服装。
参列している方々と適切なコミュニケーションを取るためのマナーとして“その場にふさわしい装い”なのです。
皆さんも大事な商談でクライアント企業を訪れる際に、ジーパン、Tシャツ、サンダルで行こうとは考えないはずです。
それは、自社提案をしっかりと聞いてもらい受け入れてもらえるコミュニケーションができるよう、自然とTPOを考えた服装をすることがマナーだと分かっているからです。
礼服は格式順に3種類に分けられ
礼服は行事・時間帯ごとに決められた装いをすると決められています。
またご自身の立場、いわゆる格式によって3種類に分かれています。
結婚式や葬儀の招待状にドレスコード「平服でお越しください」と書かれていますが、これが格式の違いによる礼服マナーです。
正礼装
正礼装(せいれいそう)とは、おもにその行事を主催する人が着用するもっとも格式高い礼服です。
昼はモーニング、夜は燕尾服もしくはタキシードを着用します。
行事の中で正礼装をすべき人は以下のとおりです。
【結婚式】新郎・新郎新婦の父
【葬儀】主催者側の喪主
【式典】主賓など
準礼装
準礼装(じゅんれいそう)はセミフォーマルとも呼ばれています。
昼はディレクターズスーツ(ブラックのジャケットにストライプ柄のコールパンツ)。
夜はタキシードと決められていますが、昼夜問わず着用できるブラックスーツがもっとも一般的な準礼装と言えるでしょう。
【結婚式】新郎新婦の父・主賓
【葬儀・通夜】参列者
【式典】主賓など
略礼装
略礼装(りゃくれいそう)は3つの礼服の中では一番低い格式にあたりますが、もっとも身近な装いです。
昼夜問わず着用できるブラックスーツもしくはダークスーツのことを指しており、インフォーマルとも呼ばれています。
【結婚式】友人・同僚
【通夜】一般弔問客
【式典】主賓・一般参加者
招待状などに「平服でお越しください」と記載があった場合は、この略礼装(インフォーマル)での参加がルールとなります。
カジュアルな結婚式や披露宴の二次会、ディナーショーなど少し改まった席に着用する礼服ですので、皆さんも一度は経験があるでしょう。
礼服と喪服の違いは色と光沢にある
ここまでお読みになって、「礼服と喪服は何が違うのか」と疑問に思うかたもいるかもしれません。
礼服は冠婚葬祭で着用する服装全般を指すのに対して、喪服はお悔みごとに限った礼服です。
深い悲しみや喪失感を表す服装として用いられるため、華やかさを表すような装飾はありません。
また、一般的な黒いスーツよりも色味が濃い漆黒色で、光沢感がないことも特徴です。
喪服も礼服と同じように格式によって3種類に分かれます。
喪服の種類
正喪服(せいもふく)
喪主やご遺族が葬儀や告別式に着用する喪服のことです。
後ろの裾が長く、2つに分かれているモーニングなど。
準喪服(じゅんもふく)
喪主やご遺族、親族、参列者が葬儀や告別式の際に着用する喪服です。
以前は、喪主は参列者よりも格式が高い正喪服を着用するのが一般的でした。
しかし、近年では立場にかかわらずこの準喪服を着用することも増えていることから、もっとも一般的な喪服とも言えます。
そのため、喪服を用意しておくとき場合は、準喪服(ブラックスーツ)がよいでしょう。
略喪服(りゃくもふく)
通夜や弔問の際に着用する喪服で、男性の場合は黒やダークグレーのスーツのことです。
葬儀や告別式の案内状に「平服にてお越しください」と添えられている場合は、この略喪服を指しています。
礼服を持つことのメリット
さて、ここまでは礼服の知識を解説してきました。
ここからは、礼服は1着持っていたほうが2つの理由を解説します。
急な冠婚葬祭に慌てない
冠婚葬祭、特に「葬」にあたるお悔みごとは予定外なことも多いため、数日以内に礼服が必要になります。
週末をはさむとなれば準備できるかもしれませんが、服装のだけでなく親族や他参列者との連絡、香典、遠征など。
やらなければいけないことが多い中で服装まで悩んでしまうのは大変ですよね。
ですが、礼服を1着持っているとそのような忙しいタイミングでも服装に悩まず、気がかりは減るでしょう。
お金の節約になる
礼服を1着持っておくことで長期的にはお金の節約にもなります。
冠婚葬祭は年代によって頻度や行事の種類が異なります。
20代~30代は結婚式への参列や自身の婚礼に関するイベントごと。
40代~50代ではお悔みごとの参列が多くなる傾向にあります。
また役職者の場合、企業が主催するパーティーや表彰式などフォーマルな場に参加する機会も多くなるでしょう。
そのたびにレンタルしたり、購入したり、結婚式用、喪服用と用途別で準備していると日常生活では着用することのないスーツが増え費用がかさみます。
そのぶん礼服はシャツやネクタイ、小物などを変えるだけで何通りもの着こなしができるため、結果的にお金の節約になるはずです。
礼服を持つことのデメリット
1着持っておけば安心する礼服ですが、日常で着用する機会が少ないことから次のようなデメリットを感じそうです。
必要だと感じないのにもったいない
礼服の着用のように機会が少ないことは、差し迫った理由がないと、ついつい後回しにしてしまうものです。
衣替えや洗車、歯医者の予約など、日常でも“今”必要がないと、なかなか行動できないことがありますよね。
礼服の用意も同じで、“今”必要でないし“いつ”必要になるかも分からないのに、お金をかけて持っておくのはもったいない気がしてしまうでしょう。
仮にせっかく行動しても何年も着ていないと、「買ったのに結局ずっと着ていない、もったいなかったな」と後悔してしまうかもしれません。
適切なケアが必要
ビジネス用のスーツであっても、ブラッシングやクリーニングなど、着用前後のケアが必要です。
礼服も同様に、適正な保管方法をしておかないと、いざ着るとなったときに生地が傷んでしまっている可能性もあるのです。
そのため、どんなに着用していなくても
生地が傷まないよう除湿剤や防虫剤と一緒にクローゼットに掛ける
湿気対策のために風通しがいい場所で陰干す
着るときに困らないよう、ときどきクリーニングにだす
などの手間を省くことはできません。
着用頻度が少ないにもかかわらず、気にかけなければならないのは程度の差はあれ、手間に感じるかもしれません。
礼服を持っておくかは長期的な視点で考える
今すぐ必要でないうえに、手間がかかる礼服ですが、長期的な視点で考えれば1着持っておくだけで急な冠婚葬祭に慌てることない安心材料になります。
これは事故やケガ、病気をしたときの保険と同じです。
何かあったときの備えとして持っておくことが、日常生活の安心材料になると言えます。
礼服をこれから準備するという方におすすめは「ブラックスーツ」です。
ネクタイやシャツを変えるだけでさまざまな冠婚葬祭に対応できるうえ、礼服のマナーである時間帯も気にせず着用できます。
ただし、ブラックスーツを喪服として使用するの場合はいくつか注意点がありますので、購入する場合は、次のポイントで選びましょう。
礼服(ブラックスーツ)を選ぶ時のポイント
①濃い黒色(漆黒に近い色)
②光沢は控えマットな質感の生地
③スタンダードなシルエット
④ウエストアジャスター付きのパンツ
⑤通年着れるブラックスーツ
冠婚葬祭すべてに着用できる1着は、ブラックスーツを選ぶのがベストです。
オーダースーツのメリット
今までスーツ販売店などでビジネス用スーツしか購入したことがない方は、ポイントが分かったとしても、何が正しいか不安になるでしょう。
そのような方にはオーダースーツをおすすめします。
理由はつぎのとおりです。
着ているだけで安心する着心地
礼服にかかわらずですが、オーダースーツの最大のメリットは着ているだけで安心する着心地にあります。
購入した収納棚にぴったりはまるBOXを入れたときのように、自分のからだに触れ、長時間着用する洋服がジャストフィットする感覚は快感だけでなく、安心感にもつながります。
オーダースーツは丁寧な採寸のもと作られますので、既製品とちがったフィット感を味わうことができますし、肩幅、胸板、体型、足の長さなど、ご自身のお悩みも解決するシルエットで出来上がります。
特に冠婚葬祭の場は、どのイベントも多少の緊張や不慣れな環境にソワソワしてしまうものです。
そのような日でも自分の体型や好みに合ったスーツを着用できていることで窮屈感を与えず、安心できる時間になるでしょう。
マナーを守ったこだわりあるスーツ
オーダースーツは素材やデザインを選べることが醍醐味です。
さまざまな決まりごとがあるフォーマルな場では、オーダースーツの醍醐味を発揮できないと思うかもしれませんが、実はその逆です。
きちんとした場面で敬意を表し、マナーを守りながらも生地や細かいデザインでこだわることができる。
これは“見えないところのおしゃれ”を楽しむことにも繋がります。
自分だけが知っているポイントをスーツに散りばめると、着用する満足感や特別感に浸れるでしょう。
スーツのプロに0からおまかせできる
もちろん、既製品を販売する量販店でも話を聞いてもらうことはできます。
しかし、オーダーメイドスーツ店は完全なるマンツーマンで丁寧に接客対応してもらえますので、礼服の知識がなくともご自身だけのブラックスーツを作りあげることができるのです。
何か分からないことがあったとしても、その場ですっと解決できるのはオーダースーツのメリットです。
高くない?礼服をオーダーメイドしてみよう
礼服を1着持っておこう、持っておくならブラックスーツにしよう、さらにはオーダーメイドにしようと畳みかけるようにお伝えしていますが、
そもそもオーダースーツは高いイメージが先行していることでしょう。
高いから、社長や役員が着るもの、自分には手が出せないと思っている方もいるかもしれません。
オーダーメイドスーツの相場
一般的に、ブラックスーツの相場は4~7万円と言われています。
また、オーダーメイドのスーツはパターン、イージー、フルの3種類に分かれています。
パターンオーダー
ベースとなる見本の中から、自分に合ったサイズのスーツを試着します。
そこから、より自分に合ったサイズになるよう調整していくのが、パターンオーダーです。
相場は、3~6万円です。
イージーオーダー
イージーオーダーの場合は、見本スーツを試着してサイズを測るところまではパターンオーダーと同じです。
ですが、パターンオーダーより細かく体型補正していくため、体の癖や悩みに合ったスーツを作ることができます。
相場は5~20万円ほどです。
フルオーダー
“オーダーメイド”と聞くとまっさきに思い浮かぶのが、このフルオーダーです。
体の癖や悩みを聞いてもらい、採寸していちからスーツを作り上げていきます。
もっとも、こだわりを入れられるオーダー方法でしょう。
相場は、20万円からです。
たいしてDANKANはイージーオーダーで、準礼服(ブラックスーツ)を25,080円(税込)から作ることができます。
礼服は1着、万能なブラックスーツを持っておこう
礼服は「備えあれば憂いなし」を体現している洋服です。
着る機会はめったにないけれど、何かあった場合でも慌てず、心配することがない。
礼服は持っておいたほうが良いかな、と感じている今がタイミングですので、まずは冠婚葬祭、昼夜問わず着用できるブラックスーツを用意しましょう。
またオーダーメイドスーツ専門DANKANであれば“オーダーメイドは高い”といった従来のイメージを完全に覆します。
礼服が必要だ、購入しようと検討しているかたは、ぜひDANKANも選択肢の1つとしてご検討ください。
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