40代向け|オーダースーツの選び方を徹底解説!
40代は人としての深みや魅力がより一層出てくる年代です。体型や雰囲気も変わるため、似合うスーツの色柄や生地、コーディネートも30代の頃とは異なってきます。
更に40代に入ると、会社での立場や仕事の責任も大きくなる傾向にあるため、お取引先や部下から見た時の印象を気にされる方も多いでしょう。
すでにオーダースーツをお持ちの方も、そうでない方も、”40代に相応しいスーツの選び方”が分からず、悩まれることがあるかもしれません。
そこで今回は、40代の方に向けたオーダースーツの選び方や、40代におすすめのコーディネートを詳しく解説します。
40代がオーダースーツを選ぶ時のポイント
40代は社会人としての経験を重ね、金銭面でも余裕が出てくる年代です。そのため、30代の頃よりもワンランク上のスーツをオーダーしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ここでは早速、40代のビジネスパーソンがオーダースーツを選ぶ時に押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
【40代がオーダースーツを選ぶ時のポイント①】上質な生地ブランドを選ぶ
40代のビジネスパーソンの中には、既にウールやカシミヤ、コットンといった天然繊維の生地にこだわってスーツを選んでいる方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、一口に天然繊維といっても品質にはランクがあるため、40代に入ったら素材そのものだけではなく、上質な生地ブランドを選ぶことをおすすめします。
40代に最適な生地ブランドを以下にピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください。
「SCABAL(スキャバル)」
スキャバルは1938年に、ベルギーのブリュッセルで設立された一流の生地ブランドです。
1970年代には、Super100’sのウールを使用した生地を世界で初めて作り、その後もSuper150’sのウールを使用した生地を生み出したことで知られています。
品質や着心地が抜群に良く、世界各国のエグゼクティブからも愛されるスキャバルは、40代の大人の魅力を存分に演出してくれるでしょう。
「DRAGO(ドラゴ)」
ドラゴはイタリアの高級生地ブランドです。ファッション性と機能性を兼ね備えたウール素材が、多くのビジネスパーソンを魅了しています。
おしゃれな色や柄が豊富なため、大人の遊び心を演出した”自分らしいスーツ”を仕立てたい40代の方に最適です。
ドラゴの生地はデザイン性の高さだけではなく、柔らかな肌触りや高級感のある光沢、耐久性など、あらゆる面で優れています。
「御幸毛織(みゆきけおり)」
言わずと知れた日本の老舗ブランドである、御幸毛織。本場・ヨーロッパの生地にも引けを取らない、しなやかで美しいハリ・ツヤ、滑らかな肌触りが魅力です。
世界中から厳選されたウール、シルク、モヘアなどの天然繊維を使用し、織りや仕上げに至るまでをこだわり抜いた御幸毛織の生地は、目利きの40代ビジネスパーソンも十分に満足できることでしょう。
【40代がオーダースーツを選ぶ時のポイント②】イージーオーダーorフルオーダーで注文する
一般的にオーダースーツを作る際の方法は、以下の3種類があります。
• パターンオーダー:既製品のサンプルをベースに作成する
• イージーオーダー:豊富な種類の中から型番を選び、体型に合わせて作成する
• フルオーダー:型番の段階から1人ひとりに合わせてゼロから作成する
おそらく40代のビジネスパーソンは、これらのオーダー方法について既にご存知の方が多いかもしれません。
パターンオーダーは価格帯が最もリーズナブルで、納期も早いことが魅力です。しかし、細かな体型補正やデザインにこだわりたい方は、少々物足りないと感じる可能性があります。
40代になると、既にベーシックなスーツを数着取り揃えている方が多いでしょう。そのため、40代で新たにオーダースーツを仕立てる際は、生地やシルエット、オプションなど、細部までこだわることができるイージーオーダーや、フルオーダーを選ぶことをおすすめします。
【40代がオーダースーツを選ぶ時のポイント③】オプションで大人のこなれ感を演出
40代の方はオーダースーツを作る際にオプションを追加し、さり気なく個性をアピールすることで更に魅力がアップします。
30代まではシンプルなスーツスタイルを楽しんでいた方も、積極的にオプションを加えて、大人のこなれ感を演出してみてはいかがでしょうか。
ここでは、40代におすすめしたいオーダースーツのオプションをご紹介します。
本格仕様がおしゃれ!「本切羽(ほんせっぱ)」
本切羽とは、ジャケットの袖口に付いているボタンを開閉できる仕様のことを言います。
一般的な既製品スーツの場合、袖口のボタンは飾りとして付いているため、本切羽のように開閉することができません。
そのため、本切羽はオーダースーツであることをさり気なく演出することができ、より本格的な着こなしを楽しめるオプションとして非常に人気があります。
優雅なクラシックスタイル「チェンジポケット」
チェンジポケットとは、右側のポケットの上に小さめのポケットを付けたスタイルのことです。
チェンジポケットの”チェンジ”には「小銭」という意味があり、元々は19世紀頃の英国で、小銭やチケットを入れるために生まれました。現在は小銭入れとして使用することは少なくなり、おしゃれ目的で付けることが殆どです。
スタイリッシュな印象を与えるチェンジポケットは、40代の大人の男性をより素敵に見せてくれるでしょう。
立体感を演出「AMFステッチ」
AMFステッチは、スーツのポケットや襟、フロント部分に特殊なミシンで入れる手縫い風ステッチのことです。
AMFステッチを入れることで立体感なシルエットを演出でき、洗練された高級感のある着こなしが叶います。
見た目の美しさはもちろんですが、型崩れしにくく耐久性もアップするAMFステッチは、40代のビジネスパーソンに最適なオプションです。
40代に似合う色・柄の選び方|なりたい印象別のおすすめスーツコーディネート
前項で解説した通り、40代のビジネスパーソンは生地ブランドやオーダー方法、オプションを意識した”こだわりの詰まった1着”を作るのがおすすめです。
ここからは、それらを大前提とした上で、40代に似合う素敵なスーツコーディネートを「なりたい印象別」でご紹介します。
20〜30代の頃は無難なスーツコーディネートが中心だった方も、40代に入ったら着こなしの幅を広げていくことがポイントです。
お取引先や部下から一目置かれる存在になれるよう、大人の魅力あふれるスーツコーディネートを目指していきましょう。
ネイビー×ストライプ:誠実で爽やかな印象
汎用性の高いネイビーは、ビジネススーツの定番色です。年代を問わず重宝されている爽やかなネイビーカラーですが、40代はストライプ柄をセレクトすることで、より誠実な印象を与えることができます。
既にネイビーのストライプ柄をお持ちの方は、さり気ないおしゃれ感を演出できるシャドーストライプを選んでみてはいかがでしょうか。
ストライプ柄は縦長のシルエットが強調されるため、年齢と共に体型が気になり始めた40代の方にもおすすめです。
ネイビー×ストライプのスーツには、白シャツや同系色のネクタイを合わせるのが最もオーソドックスなコーディネートですが、40代ともなるとやや物足りなさを感じることもあるでしょう。
そんな時は、グリーンの小紋柄やボルドーのドット柄など、パッと目を惹く華やかなネクタイを合わせて、こなれた雰囲気を演出しても素敵です。
チャコールグレー×チェック:上品で洗練された印象
グレーはネイビー同様に定番色として人気が高いカラーのため、40代のビジネスパーソンは既にお持ちの方が多いでしょう。そんな40代の方にこそ選んでいただきたいのが、洗練された印象を与えるチャコールグレー×チェック柄のスーツです。
チェック柄のスーツには、カジュアルな印象をお持ちの方が多いかもしれません。しかし、コーディネート次第では、上品で深みのある大人の魅力をアピールすることができます。
例えば一見無地のように見えるシャドーチェックなら、エレガントで都会的な印象があるため、40代のビジネスパーソンでも違和感なく着こなせるでしょう。
また、大人の知性や貫禄を演出できる、英国の伝統的な柄・グレンチェックもおすすめです。
チェック柄のスーツを初めて着用する方は、シャツやネクタイの合わせ方が難しいと感じることがあるかもしれません。そんな時は、最も無難で合わせやすい無地のシャツやネクタイを選んでみましょう。
上級者の方は、チェック柄のスーツに定番のストライプ柄や小紋柄、ドット柄のネクタイなどを合わせて「柄on柄」の粋なコーディネートを楽しんでください。
ブラウン×無地:落ち着いた大人の印象
ブラウンのスーツは、定番色のネイビー・グレーと比較するとやや難易度が高めのカラーです。しかし、ブラウンスーツを上手に着こなせば、落ち着いた大人の色気や穏やかな雰囲気を演出することができます。
また、「コーディネートが難しい」という理由で選ばれにくいブラウンスーツを、サラッと素敵に着こなせる40代のビジネスパーソンは、それだけで輝く存在に見えるでしょう。
ブラウンスーツを初めて着用する場合は、最も合わせやすい白シャツを選べば簡単にコーディネートが完成します。ネクタイはブラウンと相性の良いネイビーや、同系色が使用されたものがおすすめです。
ここ数年、徐々に人気が出始めているブラウンスーツですが、まだまだ着用している方は少ない傾向にあります。40代の今こそブラウンスーツを積極的に取り入れて、大人の余裕とセンスを存分に発揮してみてはいかがでしょうか。
【40代向け】オーダースーツに関するよくある質問
オーダースーツに関して、様々な疑問を抱いている40代のビジネスパーソンは多いでしょう。ここでは、オーダースーツに関するよくある質問にお答えします。
40代がオーダースーツにかけるべき費用相場は?
40代の方がオーダースーツを作る際の費用相場は、約5〜10万円と言われています。
大人としての貫禄や風格が漂い始める40代は、年齢や雰囲気に合った上質で品のあるスーツを選ぶことがポイントです。
ただし、費用相場はあくまでも目安のため、強くこだわり過ぎる必要はありません。ご自身の予算に合ったオーダースーツを提案してくれる専門店を探してみましょう。
40代はオーダースーツを何着揃えておくのが理想ですか?
40代の方の場合、様々な色・柄のコーディネートや、季節感を意識した着こなしなど、スーツスタイルの幅を広げるのが理想的です。そのため、スーツは4〜5着ほど揃えておくと良いでしょう。
しかし、40代のビジネスパーソンの場合、既製品のスーツは数着取り揃えている方が殆どです。そのため、既製品スーツ3〜4着・オーダースーツ1〜2着のバランスで用意しておくことをおすすめします。
オーダースーツの寿命はどれくらいでしょうか?
一般的にスーツの寿命は約3〜5年と言われています。ただし、これはスーツの品質や使用頻度、職種などによっても大きく異なるため、一概に言えるものではありません。
オーダースーツ場合は、体にフィットしたサイズ感で作ることができるので、シワができにくく生地も傷みにくい傾向があります。そのため、オーダースーツは既製品よりも長持ちすることが多いでしょう。
40代はオーダースーツで大人のコーディネートを楽しもう!
今回の記事では、40代の方に向けたオーダースーツの選び方や、おすすめのコーディネートをご紹介しました。
40代のビジネスパーソンは、大人の余裕や信頼感をアピールできるようなスーツを選ぶことが大切なポイントです。
自分のセンスだけで生地や色・柄を選び、トータルコーディネートをするのが苦手な方は、1度オーダースーツ専門店で相談してみることをおすすめします。プロの目線で、今のあなたの年代や雰囲気に合ったスーツを提案してくれるはずです。
オーダースーツ専門店「DANKAN(ダンカン)」でも、40代のお客様にご満足いただけるような、おしゃれで実用性のあるスーツモデルや豊富な生地ブランドをご用意しております。
公式HPでは詳しい商品説明やセール情報、便利なオンライン接客サービスについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧くださいませ!