自分に合ったジーンズの選び方とは?ウエストやヒップのサイズの見方
カジュアルファッションの中でも定番中の定番アイテムと言っても過言ではないのが「ジーンズ」で、最近ではオフィスカジュアルにも取り入れられることも多い汎用性の高いアイテムです。
しかし自分に合ったサイズ感で着用しないと、かえって不格好に見えてしまうこともあるため、ジーンズを購入する際は気をつけなければなりません。
そこでこの記事では、自分に合ったジーンズの選び方やウエストやヒップのサイズの見方などについてご紹介していきます。
ジーンズのサイズについて
多くのアパレルショップでは、ジーンズなどのボトムスのサイズは「インチ」で表記されることがほとんどで、みなさんもジーンズを購入する際にタグに記された「28」や「30」といった数字を確認すると思います。
大手ファストファッションブランドや通販サイトでは、「28〜46」の中から選択できるようになっていたり、「S・M・L・XL」といった形で表記されていたりと表記方法はさまざまです。
SやMで表記されている場合も、ショップスタッフに尋ねればインチ数で教えてくれるので、インチ数で自分のサイズを把握している方も問題なく購入できます。
他にもブランドによっては、「32×30」といった表記がされているジーンズもありますが、これは「ウエストのインチ数×裾の長さのインチ数」のことです。
インチ数はウエストのサイズと覚えておこう
ジーンズを選ぶ際の参考になるインチ数ですが、具体的にどこのサイズを指す数字なのか分かっていない方もいるのではないでしょうか。
先ほど挙げたような「28」や「30」といったインチ数は、ジーンズを穿く人のウエスト周りの長さのことを指します。
「1インチ=2.54センチ」なので、28インチであれば「71.12センチ」、30インチであれば「76.2センチ」です。
つまりウエストが70〜71センチの方には28インチがジャストサイズで、ウエストが75〜76センチの方には30インチがジャストサイズということになります。
ただし具体的なサイズ感は、ジーンズのブランドやメーカー、種類などによって異なるため、実際には試着しながら自分に合ったサイズを探っていくのが良いでしょう。
また最近では、オーバーサイズのジーンズも人気が高いので、あえてジャストサイズよりも大きめのサイズをチョイスするケースも多いです。
股下サイズもインチ数で表記されるケースが多い
股下サイズは、文字通り股下から裾までの長さのことで、こちらもウエスト同様にインチ数で表記されるのが一般的となっています。
しかしウエストサイズは幅が広いのに対して、股下サイズに関しては裾上げで調節することがほとんどなので、サイズの幅が狭いことがほとんどです。
多くのメーカーやブランドでは、だいたい「30〜34」の間で用意されているケースが多く、中にはMサイズ(30インチ)やLサイズ(32インチ)と表記されることもあります。
股下サイズが長すぎると歩くときに裾を引きずってしまいますし、短すぎると座ったときに裾が上がりすぎて不格好に見えるので注意が必要です。
そのため、股下サイズは基本的に長めを選んで、ロールアップ(裾を巻き上げること)して穿いたり、あとで裾上げしたりして調節しましょう。
その他ジーンズで表記されるサイズについて
ジーンズには、ウエストサイズや股下サイズの他にも「股上」「ヒップ」「わたり幅」「裾幅」といったサイズも表記されていることがほとんどです。
サイズの種類 | 概要 |
股上 | ウエスト位置から股までの長さ |
ヒップ | 尻周りの最も大きい位置 |
わたり幅 | 太ももの最も大きい箇所の幅 |
裾幅 | 裾の幅 |
人によってウエストは細いけど太ももが太いといった方もいるため、こうしたさまざまなサイズを確認したほうが自分に合ったジーンズを見つけやすいでしょう。
ただし上記のサイズは、ジーンズの種類によって異なるため、それぞれがどの部分のサイズのことなのか覚えておくだけでも問題ありません。
ジーンズのサイズの基準
ジーンズの穿き方としては、ルーズに穿きたい方もいればジャストフィットしたものを穿きたい方もいるため、サイズの基準は人によってさまざまです。
好みやトレンドに合わせて、その都度自分に最適なサイズ感を探りながらジーンズ選びをしていくのも醍醐味の一つといえるでしょう。
自分のウエストとジーンズのサイズ感を確認する目安として、直立した状態でジーンズのウエスト部分と身体の間に開いた手が入るくらいのゆとり(=約1インチ)を持つと良いです。
ゆったりめで穿きたいという場合は、直立した状態でジーンズのウエスト部分と身体の間に拳一個分が入る場合は、ウエストよりもジーンズが約5センチ大きいです。
インチでいうと大体2インチくらい大きいことになり、人によってはちょうどよいサイズに感じると思います。
ただしウエスト以外にわたり幅にもこだわりを持つ方もいますので、ウエストや股下のサイズに縛られずに、一度試着をして全体のシルエットを確認しながらサイズ感を確かめることをおすすめします。
ジーンズのサイズ表
ここでは、メンズ・レディースそれぞれのジーンズのサイズ目安を表にしてみました。
自分の適正サイズを知りたいという方は、まず自分のウエストなどを測ってみて、大体何インチくらいなのか確認してみてください(1インチ=2.54センチ)。
また男女で体型に違いがあるためウエスト設定も異なり、レディースと比べてメンズのジーンズのほうがおよそ10センチほど大きい設定になっています。
女性の方でメンズのジーンズを穿きたいという場合は、普段穿いているジーンズから2インチほどサイズを下げたものから試してみるのがおすすめです。
ヒップサイズさえ問題なければ、ウエストが多少大きくてもベルトなどで調節することができます。
メンズ ジーンズのサイズ
インチ | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 36 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ウエスト | 68 | 71 | 73 | 76 | 79 | 81 | 83 | 86 | 91 |
ヒップ | 86 | 88 | 91 | 93 | 96 | 98 | 101 | 103 | 108 |
目安 | S | M | L |
インチ | 38 | 40 | 42 | 44 | 46 | 48 | 50 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ウエスト | 96 | 101 | 106 | 111 | 116 | 121 | 126 | |
ヒップ | 113 | 118 | 123 | 128 | 133 | 138 | 143 | |
目安 | XL | XXL | 3XL | 4XL |
レディース ジーンズのサイズ
インチ | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ウエスト | 56 | 58 | 61 | 63 | 66 | 69 | 71 | 73 | 76 |
ヒップ | 83 | 86 | 88 | 91 | 93 | 96 | 98 | 101 | 103 |
目安 | SS | S | M | L | LL |
ジーンズのサイズの選び方
ここからは、自分に合ったサイズ感のジーンズの選び方としては、どのようなポイントがあるのかご紹介していきます。
「今までジーンズ選びにこだわったことがない」「自分に合ったサイズのジーンズを穿きたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
ウエスト・股下のサイズを確認する
ジーンズの選び方のポイントとしては、まずウエストと股下のサイズを確認することが大切です。
好みにもよりますが、ちょうどいいサイズのジーンズを穿きたい場合は、ウエストと股下のサイズがぴったりのものを選びましょう。
最近では、ビッグシルエットのジーンズも人気ですが、全体のシルエットが野暮ったく見える場合があるので、全体のバランスを考える必要があります。
ダメージや色落ち加工を確認する
ジーンズは、カジュアルファッションの定番アイテムではありますが、そのデザイン性は非常に幅広く、カラーやデザイン、加工など多種多様です。
インディゴブルーと言われる濃紺や、明るい印象を与えるライトブルー、他にもブラックデニムなどさまざまなカラーバリエーションがあります。
さらに色落ち加工やダメージ加工が施されたジーンズもあるため、自分好みのデザインのものを選ぶと良いでしょう。
店頭で購入する場合は試着する
最近では、通販サイトでも気軽にジーンズやアパレルアイテムを購入できるので、サイズの見方を知っておけばサイズ選びに失敗するリスクを減らすことができます。
しかし確実に自分に合ったサイズのものや自分好みのシルエットのジーンズを穿きたいのであれば、実際に店頭に足を運んで試着したうえで購入することをおすすめします。
ジーンズのサイズの種類
ジーンズにはさまざまな種類があり、ウエストサイズがぴったりでも太もも周りが大きいタイプもあるので、自分好みのジーンズを見つけられるようにある程度の種類を把握しておくと良いです。
ここでは、「ストレート」「スキニー」「テーパード」「ブーツカット」「ワイド」「サルエル」の6種類のジーンズについて簡単にご紹介していきます。
ストレート
ストレートタイプのジーンズは、文字通り太もも周りから裾にかけての太さが真っ直ぐになっているのが特徴で、ジーンズの中ではスタンダードなタイプです。
ストレートタイプの中にもいろんな太さがあり、スリムなものからゆったりめなものまでいろんなシルエットが用意されており、初心者も取り入れやすいジーンズといえるでしょう。
スキニー
スキニータイプのジーンズは、ストレートタイプよりもさらに細めに作られたもので、脚のラインをキレイに見せることができます。
ただしシルエットが細い分、細身の方でないと穿くのが難しいタイプです。
テーパード
テーパードタイプのジーンズは、太ももあたりから裾にかけて徐々に細くなっているタイプのパンツで、こちらもキレイなシルエットを見せることができ人気のタイプとなっています。スキニーと比べて、太もも周りがゆったりめに作られているので、細身の方以外でも穿きやすく、それでいて脚のラインを美しく見せることが可能です。
ブーツカット
ブーツカットは、元々ブーツに合わせるために作られたタイプのジーンズで、太ももから膝にかけて細身になっていて、さらに膝から足首にかけて広がっています。
最近では、フレアパンツと呼ぶケースも増えているようです。
ワイドパンツ
ワイドパンツとは、太ももから裾にかけて太めにデザインされたパンツのことで、ここ最近では男女問わず人気の高いタイプとなっています。
ゆるくリラクシーな雰囲気を演出することができ、体型カバーとしても活躍してくれるタイプです。似たタイプにバギーパンツといったものもあります。
サルエルパンツ
サルエルパンツは、股下が深めに作られていて、穿いたときに腰穿きしているかのようなルーズシルエットになるのが特徴的です。
個性的なファッションをしたいという方や、体型カバーできるパンツを穿きたいという方にはぴったりといえるでしょう。
ぴったりのサイズを選ぶならオーダージーンズ
体型は人によってさまざまなので、「ウエストはちょうどいいのに太もも周りが少しタイトな気がする」といったことも珍しくありません。
しかし既製品のジーンズでは、太もものサイズに合わせるとウエストがぶかぶかになってしまったり、裾が長すぎてかかとで踏んでしまったりする可能性もあるでしょう。
もちろんベルトを使ったり裾上げをしたりして調節することも可能ですが、ぴったりなサイズでジーンズを穿きたいという方もいると思います。
そういったときは、既製品を購入するよりも自分の体型に合わせて作れるオーダージーンズを選ぶのもおすすめです。
オーダージーンズの魅力
オーダージーンズの魅力としては、まず自分の体型に合ったサイズのジーンズを作れる点で、ウエストやヒップ、太もも周りなど採寸して、理想のサイズのジーンズを穿くことができます。
カラーバリエーションもインディゴやライトブルー、ブラックなどいろんなカラーの中から選ぶことができ、種類もストレートやスキニー、テーパードなどから選択することが可能です。
ジーンズの魅力の一つとしては、少しずつ色落ちしたりシワができたりと経年変化を楽しめる点ですが、オーダージーンズであれば世界でたった一つの自分だけのジーンズを育てていくことができる点も大きな魅力といえるでしょう。
ジーンズのサイズの選び方まとめ
今回は、自分に合ったジーンズの選び方やウエストやヒップのサイズの見方などについてご紹介しました。
ぴったりなサイズのジーンズを選ぶときは、ウエストや股下のサイズを見ることが大切で、基本的にはウエストと身体の間に手のひらが入るくらいがちょうど良いサイズ感といわれています。
他にも好みやトレンドに合わせてジーンズの種類や加工デザインなどを確認して、自分に合ったジーンズを選んでいきたいところですが、既製品だとなかなかぴったりのジーンズが見つからないことも多いです。
そういったときは、ぜひダンカンのオーダージーンズをご利用ください。
ダンカンのオーダージーンズでは、11色のカラーバリエーションからお好きなカラーを選べるだけでなく、ストレートやスキニー、テーパードと種類の選択肢もご用意しています。
加えてボタンやリベット、ステッチなども細かくカスタムできますし、生地にヒゲ加工を施せるので、サイズもデザインも自分好みのジーンズを穿くことが可能です。
私服としてはもちろんのこと、オフィスカジュアルなどビジネスシーンにもぴったりのオーダージーンズをぜひ作ってみませんか?