イタリア紀 中編
ブログをご覧の皆様、ボナセ〜ラ
さて中編の今回は
『なぜイタリアはお洒落なのか』
について書きたいと思います。
行程3日目にフィレンツェのドォーモ地区(中心街)でショップ巡りをしたのですがどのショップもビジュアルレベルが非常に高く、とても勉強になりました。
飲食店ですら、目を引くところはしっかり魅せています。
ビジュアル意識の高さを伺えます。
ビジュアル意識の高さを伺えます。
では、なぜ、イタリアはビジュアル意識が高いのか私なりに分析してみました。
・美術、洋服文化の歩んできた歴史の長さ・・・古くはローマ時代から、芸術の極まったルネサンス期に至るまで、積み上げられてきたものが違います
・デザイン各誌の発行部数の違い・・・uomoを始めとし、車や建築デザイン誌の発行部数は非常に多く、そしてどれも質が高い。
・着飾ることに対しての動機の違い・・・イタリア人は常に、異性からの視線を意識し(イイ意味で)何がカッコいいか、美しいのか、自分で何らかの理由付けをして着ています。日本人はあくまで周りの環境に違和感なく溶け込めるかを意識しています。
・デザイン各誌の発行部数の違い・・・uomoを始めとし、車や建築デザイン誌の発行部数は非常に多く、そしてどれも質が高い。
・着飾ることに対しての動機の違い・・・イタリア人は常に、異性からの視線を意識し(イイ意味で)何がカッコいいか、美しいのか、自分で何らかの理由付けをして着ています。日本人はあくまで周りの環境に違和感なく溶け込めるかを意識しています。
ここでイタリア人の気質を非常によく表していると言われる有名な写真を一つ・・
サッカーの代表メンバーが飛行機に乗り込む時に撮影されたものなのですが、整然と並び、生真面目オーラ全開の左側のイングランド代表に比べ、列なんて無視、サングラスをつけ、思い思いのポーズをとる(ポケットの手を突っ込んでいる人も)イタリア代表(ちなみに着用ブランドはアルマーニです)
うーん、どこを切り取ってもかっこいい。。
日本代表なら、間違いなく左側でしょう。笑
日本代表なら、間違いなく左側でしょう。笑
自分はこうありたい、これが好きなんだ、というアイデンティティが存在している証なのではないでしょうか。
また、日本人は、一般的に若さが頂点に達した時期に集中してお洒落をし、年を重ねるごとに生活優先の服装術になり、どんどん意識や関心が薄くなっていくのに対し、イタリア人のそれは、死ぬまでお洒落への気を持ち続けることによって、センスは磨かれていくのではないでしょうか。
エージェントの奥様のD夫人、年は重ねられても、とても服装に気を配っていらっしゃいました。
幼年期にキャラクターの描かれたビニール靴を履いた経験は日本人なら誰しもあると思いますが、ヨーロッパではそういった靴は存在せず、小さい時から革靴を履かせるそうです。
すでに、そういうところから洋服に対する意識の違いが、イタリアをイタリアしめているのですね
すでに、そういうところから洋服に対する意識の違いが、イタリアをイタリアしめているのですね
続く