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イタリア紀 後編

ブログをご覧の皆様、ブォンポメリッジョ!
突然ですが、こちらの写真をご覧ください。

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ん??2つ??
どっち使うの??もしかして大と小、、??
初めてだった私は戸惑いました。
イタリアのどのホテルも同じでさっそく翌日、イタリア人のエージェントのJ氏に聞いてみました。
私、『なんで2つあるの?どっち使ってもいいの?』
Jさん『ノー!!笑 あれはビデ用だから、詰まっちゃうよ!笑』
えー
毎日入浴する日本人とは違い、外出前にパッとシャワーを浴びるのが当たり前のイタリアでは、デリケートな部分だけは常に清潔にする意識があるそうです。
ちなみに、前向きに座るのがオーソドックスなようです。
さて後編は
『イタリア生地』
についてです。

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ようやく本題です。笑
弊社でも絶大な人気を誇るエルメネジルドゼニアを始め、
ロロピアーナ、カノニコ、レダといった名だたる生地は全てイタリア製なのはご存知だと思います。
では、イタリア生地のいったい何がいいのか?
様々ありますが、大きく物理的な視点からいうと、繊維の細さにあります。
羊毛繊維は、一般的に細いほど良いとされ繊維が細いほどクリンプ(波状の縮れ)が多く構成され、
柔らかくなります。そして繊維が細かいほど細い糸が紡けるからです。
次にこの細い糸が染色されるわけですが、ここでも先進的な染色技術によって
長年培われたイタリアの優れた色彩感覚が加わります。
そして仕上げの工程として、強度を高めるために軟水で洗浄します。
軟水は色素の定着を阻害するミネラル分が少ないので、色のノリが良くなるのです。
ヨーロッパは硬水地域ですが、イタリアのビエラ地方だけはアルプス山脈を水源とする
湧き水の軟水が唯一あるのです。生地メーカーがビエラに集中するのはその為なのです。
さて、少し難しい話になりましたが、要は
肌触りがいいんです!

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・こちらはゼニアのTROFEO 600(シルク混)
(入荷済み)

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ロロピアーナのFOUR SEASONS super130’s
コレクション
(入荷済み)

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・バルベリス・カノニコのペレニアル(通年用)

色、艶、しなやかさ、どれを取ってもやはりイタリア生地は素晴らしいと思います。

ダンカンに足を運んでくださるお客様に、この服地の素晴らしさを伝える使命があると思いました。
服地の聖地、ビエラまではるばる来たのでロロピアーナの工場前で記念撮影

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一瞬、我が地元の甲子園球場のツタを連想しましたが、これは違うっ、お洒落!

まだまだ書きたいことはありますが、次回はコラムなどでお目にかかりましょう。

長らくのご清覧ありがとうございました。

チャオ〜!